アート好きも漫画好きも大満足な 『約束のネバーランド』作画・出水ぽすかの版画展の作品、頑張れば買えちゃうお値段!

文●須田ユウキ(LoveWalker編集部)

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龍の威も借りたいな

出水ぽすか「龍の威も借りたいな」

 丸善 丸の内本店では、4階のギャラリーBで「日常から溢れ出すファンタジーへのいざない 出水ぽすか 版画展」を9月3日(火)まで開催中。入場料は無料です。

 出水ぽすかさんといえば、実写映画化もされた人気漫画「約束のネバーランド」の作画を手掛けたイラストレーター・漫画家です。もちろん私も読んでいました。なので、シンプルに「他にどんな作品があるのか見てみたい!」と思って、早速会場へ行ってきました!

日々の生活から着想を得たファンタジー作品の数々を展示

日常から溢れ出すファンタジーへのいざない 出水ぽすか 版画展

 今回の「出水ぽすか 版画展」は丸善 丸の内本店では初の開催。作品の展示だけでなく、販売も行われています。

 作品を扱う株式会社アートカフェの工藤はるかさんに出水ぽすか作品の魅力を尋ねると、「日々の生活から得た着想を基に、日記を綴るように作られている作品で、出水さんの考えや希望がファンタジーとして描かれているのが魅力です」と教えてくれました。

 また、作品は越前和紙を用い、絵画の持つ繊細な色調や奥深さを表現することに優れた「レフグラフファイン」というオリジナル技術で刷られているとのことでした。

あのデカいやつを倒してみないか

工藤さんが「他の作品にはあまり見られない構図がすばらしい作品です」と見どころに挙げた作品「あのデカいやつを倒してみないか」。レフグラフファインの特徴でもあるモノクロの階調性がしっかり生かされているそう

Butcher

個人的に好きだなと思った「Butcher」。鮮やかなオレンジと紫が目に飛び込んできて、中央のボス(?)のようなカボチャをかぶったキャラクターがポップさとダークさを際立たせている感じがします

ひとり静かに暮らすなら

こちらもいいなと思った「ひとり静かに暮らすなら」。ゲームのような世界観が印象的です

 今回は取材で訪れましたが、漫画好きとしても純粋に楽しめました! 販売も、美術品はお高いイメージがありますが、本展の作品は3万円台~7万円台と、私でも頑張れば手が届くんだなと少し身近に感じられました(あくまでも“頑張れば”ですが 苦笑)。

 私みたいな“約ネバ”読者の方、漫画やファンタジー作品好き、あるいは部屋におしゃれな絵が欲しいという方はきっと楽しめると思いますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 また、丸善 丸の内本店4階のギャラリーでは「四季を巡る記憶 浮雲宇一 幻想世界への旅」も同時開催中。こちらも入場無料で観覧することができます。

としのいち

浮雲宇一「としのいち」

白昼夢

浮雲宇一「白昼夢」


日常から溢れ出すファンタジーへのいざない 出水ぽすか 版画展
同時開催 四季を巡る記憶 浮雲宇一 幻想世界への旅

会期:8月28日(水)~9月3日(火)
会場:丸善 丸の内本店 4FギャラリーB
住所:東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1階~4階
開催時間:9:00~21:00(最終日は15:00閉場)
入場料:無料


文 / 須田ユウキ(LoveWalker編集部)

東京生まれ。
趣味はラーメン店巡りとスーパー銭湯巡り。


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