東日本旅客鉄道(JR東日本)は8月30日、首都圏で販売中の「オフピーク定期券」の割引率を、現行の約10%オフから約15%オフに引き上げると発表した。2024年10月1日発売分から、新たな割引率が適用される。
東京駅〜横浜駅間は最大約1万円安く
JR東日本のオフピーク定期券は、各駅の混み合う時間帯を外して利用することを条件として、通常より割安な価格で購入できる通勤定期券。2023年3月から首都圏の一部エリアで導入されており、利用者も着実に増加している。
今回発表された割引率の改定は、より多くのユーザーにオフピーク定期券の利用を促すことが狙い。割引率のアップにより、例えば東京駅〜横浜駅間の通勤定期券(6ヵ月)の場合、通常の価格(7万350円)より1万1150円、現行のオフピーク定期券(6万2600円)と比べても3400円安い5万9200円となる。
さらに10月1日から10月31日までの期間限定で、オフピーク定期券購入者向けに、対象の店舗や施設でお得なクーポンをプレゼントするなど、複数のキャンペーンを実施予定だ。
割引率の改定以降も、オフピーク定期券の設定区間や各駅のピーク時間帯の変更はない。また、オフピーク定期券購入時のJRE POINT 5%付与特典も継続する。