装填と排出のアクションが最大の魅力
見たことないデザインのモバイルバッテリーを衝動買い
Apex Legends Wingman Pistolにインスパイアされたという、今まであまりお目にかかったことのないような外観のモバイルバッテリー「BT-20 Wingman」を販売元である中国の虎大工業(Kodai Industries)のウェブサイトで衝動買いした。
過去、国内外のクラファンでも何度か紹介されたアイテムなので、すでにご覧になったりプレッジした読者も多いだろう。筆者が今回購入したのは最新モデルの「BT-20 Wingman MK2 Extended pack」と呼ばれる充電・給電デバイスと21700バッテリーが4本バンドルされたパック商品だ。バッテリー4本を収容できる携帯用ポーチが付属する(なお、2本用もあり)。
ご存じのように21700バッテリーは、電気自動車「テスラ」用にパナソニックが開発した製品だ。この手の数字の製品名を付けられたバッテリーはそのほとんどが、セルサイズの直系と長さが製品番号に採用されている。21700は直径が21mm、長さが70mmだ。同じような外観の少し小振りな18650バッテリーは直径が18mm、長さが65mmと少しコンパクトだ。BT-20 Wingmanはサイズアップ変換アダプター(別売)を使用することで、18650バッテリーの使用も可能だ。
両者ともサイズ差や容量差を考え、懐中電灯や大容量のモバイルバッテリーなどに採用されるケースも多い。また、海外では標準規格のバッテリーセルの容量を少し減らして空いたスペースにUSBポートや回路を取り付け、ACアダプターから直接セルに充電する形式の変則的なモバイルバッテリーなども、10年以上前から存在する。
今回、筆者が衝動買いしたパックモデルは充電器以外に4本の21700バッテリーと携帯用ポーチを同梱している。21700バッテリーを内蔵したモバイルバッテリーだけなら特に目新しくもないが、BT-20 Wingmanの最大のウリはその充電・給電の際の21700バッテリー単体の挿抜アクションだ。
イメージ的にはコミックやSF風のピストルに弾を装填し、薬莢を排出するイメージに近い。装填の際はストライプ模様が描かれている小さな「UNLOCK」と印刷されたバッテリーリリースボタンをスライドさせることで、バッテリーセルを収納するシリンダー部分が横にスライドし開口する。そのシリンダー部分にプラス極を先にして21700バッテリーをしっかりと奥まで装填し、スライドで開いた部分を握って閉じることで装填は終了だ。
スマホに充電して全てを放電して使い切った21700バッテリーは、先ほどのバッテリーリリースボタンを指示通り下側に指先で押し下げることで、シリンダー部分が側面に移動し引力のお陰で下に向けて落下していく。間違っても21700バッテリーを地面に落とすことは避けたい。BT-20 Wingmanを使う理由のほとんどである最大の「見せ場」だが、必ずもう一方の手で落下する21700バッテリーを受け止めよう。ここは動画を見て頂くのが一番だ。
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