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いまPCが絶好調! AI PC新時代に各メーカーにインタビュー 第2回

デル・テクノロジーズ編

AI PCはいずれ生活の一部に 「いまはインターネット黎明期と似ている」

2024年08月07日 13時00分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

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いまはインターネット黎明期と同じ状態

――AI PCでなにができるのかというのも重要なメッセージですね。

 いまはインターネットが流行る前と同じ状況かと。インターネットがここまで我々の生活に浸透するとは誰も想像してなかったですし、個人的には、AI PCは今後生活と離れられないぐらい重要になると思います。

 Copliot+ PCはローカルでAI処理ができるので、インターネットにつながなくても仕事ができます。タイムパフォーマンスを上げることができ、自分の時間を創出できるメリットがありますね。

――マイクロソフトは2026年に市場の半分をCopliot+ PCが占めると予想していますが、御社はどうでしょう?

 将来的にはCopliot+ PCがメインになってくると思います。我々としても2026年には半分以上のシェアになると予想しています。

――Copliot+ PCが市場に出始めても、いざ使えるようになるまでにはラグも発生するかもしれません。

 昔は発表される媒体が限られていたので、浸透するまでに時間がかかりましたが、いまはSNSなど、いろいろな媒体があり、拡散スピードも速くなっているのではないかと。

 マイクロソフトさんもCopliot+ PCについては積極的に宣伝しているので、弊社としてもどんどん我々の製品を宣伝していきたいと思っています。

――いろいろなユースケースを御社が出すことで積極的にAI PCを使ってみようっていう気持ちが盛り上がってくる部分もありそうです。

 AIとPCは親和性が高いとか、ユースケースを提示することはいいアイデアですね。PCは家族などで共有できるデバイスでもあるので、コラボレーションしながら使える魅力もあるのではないかと。

――Copliot+ PCは現状だと尖っている製品という見方もありますが、ここまで多くの機種を投入する理由はなんですか?

 新しい製品であり、尖った部分もあるので、現状は一定のユーザーしか興味を持たない部分もあるのかと。ただ、個人的にはこれからAIは普段の生活と離れられないものになってくるので、一過性ではなく、将来的にはCopliot+ PCがメインストリームになると思っています。

 弊社としてはCopliot+ PCをもう少し推していきたいと思っています。数が出るまでには時間がかかると思いますが、それをいまやらないと、いざ流行ってきたときに乗り遅れてしまうので。1年後に市場投入している効果が出ていくのではと。

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