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酷暑で東海道新幹線「運転見合わせ」も JR東海が理解求める

2024年07月30日 11時15分更新

文● @sumire_kon

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 東海旅客鉄道(JR東海)は7月29日、同社公式Xアカウントを通じて、酷暑による鉄道施設への影響を説明。夏の晴天時でも新幹線に遅れや運休が出ることがあるとして、理解を求めた。

 新幹線に限らず、一般に鉄道のレールの多く金属製のため、熱で膨張すると歪んでしまう。通常はレールの敷設方法の工夫で膨張による歪みを吸収しているが、想定以上の暑さになると歪みを吸収しきれず、レールが曲がって脱線事故を引き起こす危険性がある。

 JR東海ではこういった事故を防ぐためレールの温度を測定しており、運行規制の範囲に達した場合は、温度が下がるまで長時間運転を見合わせることがあるという。

 暑さによるレールの歪みで運転を見合わせるケースは、日本でも2022年夏に千葉県の流鉄や九州のJR長崎本線などで発生している。各地で猛暑が続く2024年夏の移動は、悪天候だけでなく、晴天にも注意したい。

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