このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第496回
カラバリ違いでも楽しい! 「Nothing Phone (2a) Special Edition」を通常版と比較した
2024年07月28日 12時00分更新
スペックは通常モデルと共通
もちろんカメラ性能も画質良し
それでは、Phone(2a)の基本性能を紹介しましょう。プロセッサーはMediaTek Dimensity 7200 Pro(最大2.8GHz)。ミッドレンジ向けのチップですが、Phone(2a)に最適化されており、操作性は快適。メモリーは12GBでストレージは256GB。通常モデルは8GB+128GBモデルも選べますが、Special Editionは12GB+256GBの組み合わせのみです。
ディスプレーは6.7型の有機ELで、解像度は2412×1084ドット。リフレッシュレートは最大120Hzで、30~120Hzの自動調節に対応。タッチサンプリングレートは最大240Hzなので、ゲームを楽しむにも十分な性能といえます。
アウトカメラはメイン(5000万画素/F値1.88)+超広角(5000万画素/F値2.2)。メインカメラには1/1.56インチの大型センサーを採用し、オートフォーカス、光学式と電子式の両方の手ぶれ補正にも対応。
Phone(2a)の通常モデルをレビューした際に、結構キレイに撮れるなぁと思ったのですが、今回、Special Editionであらためて撮影しても画質の良さを実感できました。ナチュラルで、すっきりとした色で写るのがいいですね。
バッテリー容量は5000mAhで、45Wの急速充電に対応。ただし、充電器は同梱されていません。防水・防塵はIP54。雨に濡れる程度なら心配はないけれど、お風呂にドボンと落としたときは要注意といったところ。通常モデルと同じく、おサイフケータイにも対応しています。
Glyph Interfaceのカスタマイズや
ChatGPTとの連携も便利
Nothing Phoneの特徴として、背面に搭載されたLEDが光る「Glyph Interface」が挙げられます。Phone(2a)は上位モデルのPhone(1)、Phone(2)よりもLEDが少なく、カメラ周辺部しか点灯しません。それでも、着信音によって点滅パターンが変わり、「Glyph Composer」というアプリでオリジナルの着信音と点滅パターンを作ったりできるのも楽しいポイント。
ホーム画面は、先に挙げた「スペシャルエディションカラー」に設定するほかに、すべてのアイコンをモノトーンにすることも、本来のカラーで表示させることも可能。AIで自分好みの壁紙を作れる機能も楽しめます。
![Nothing](/img/2024/07/24/3769982/l/c047a7a4bd151d4e.jpg)
Nothing Phoneとしてはデフォルトのモノトーンのホーム画面にしたり、アイコンがカラーで表示される一般的なホーム画面にもできる。また、ホーム画面はモノクロ、アプリ一覧画面はカラーといった設定も可能だ
Phone(2a)の発売時には搭載されておらず、アップデートでの対応となった「ChatGPT」との連携機能も最初から対応していました。使い方は簡単。「ChatGPT」アプリをインストールするだけ。ウェブからテキストやスクリーンショットなど、素早くChatGPTに送信して、知りたいことを調べられる仕組みです。
![Nothing](/img/2024/07/24/3769985/l/9d4e0ec3c05e169f.jpg)
スクリーンショットを撮って、テキストを添えてChatGPTに送信することも可能。スクショすると消えてしまったのだが、左の画像の右下にはポップアップメニューが表示されていて、そこからChatGPTを選択する
ワイヤレスイヤホンの「Ear」もChatGPTに対応しているので、あわせて使うとイヤホン装着時は音声で調べることもできます。今回は、イエローのEar(a)と接続させて使ってみましたが、色のバランス的にも、Nothing Phone (2a) Special Editionとの相性がいいですね。
![Nothing](/img/2024/07/24/3769986/l/95ed696a3de2041e.jpg)
Nothingのワイヤレスイヤホンと接続するための「Nothing X」アプリもプリインストールされている。音声でChatGPTを使う設定は同アプリでする。ちなみに、Ear(a)の価格は1万1840円
【まとめ】コスパがいいので、イヤホンも買っちゃうのもアリかも!?
Nothing Phone (2a) Special Editionの価格は5万5800円(通常モデルも同価格)。基本性能はミッドレンジですが、デザインの満足度は非常に高く、カメラも結構よくて、おサイフケータイにも対応。さらに、ChatGPTを使っている人にも便利。コスパはかなり良さげです。
ついでに、Nothingのワイヤレスイヤホンも買って、統一された世界観を楽しむのもアリ。Special Editionは単なる追加色ではありますが、Nothingの勢いを加速する1台となりそうです。
「Nothing Phone (2a)」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 6.7型有機EL(20:9) 120Hz対応 |
画面解像度 | 1084×2412 |
サイズ | 76.32×161.74×8.55mm |
重量 | 190g |
CPU | MediaTek Dimensity 7200 Pro 2.8GHz(8コア) |
内蔵メモリー | 8/12GB |
内蔵ストレージ | 128/256GB |
外部ストレージ | ―― |
OS | Android 14(Nothing OS 2.5) |
対応バンド | 5G NR:n1/3/5/7/8/20/28 /38/40/41/66/77/78 LTE:1/3/4/5/7/8/18/19/20 26/28/38/39/40/41/42/66 W-CDMA:1/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ画素数 | 5000万画素+5000万画素(超広角) イン:3200万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh(45W対応) |
Qi | × |
NFC/FeliCa | ○/○ |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
防水/防塵 | △/△(IP54) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | × |
カラバリ | ブラック、ミルク、Special Edition(12/256のみ) |
価格 | 4万9800円(8/128) 5万5800円(12/256) |
![](/img/blank.gif)
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