NTTソノリティの音響ブランド「nwm」(ヌーム)から初のヘッドホン「nwm ONE」が登場した。7月18日にはシェアグリーン南青山で、発表イベントが開催されている。価格は3万9600円で、同日発売となった。
イベントでは坂井博代表取締役社長から概要説明が行われ、アンバサダーの磯村勇斗氏、長岡亮介氏、秋元梢さんによるトークセッション、コメントが披露された。筆者は本イベントで実機を試聴し、開発者から興味深い話を聞くこともできた。
nwmはこれまでも独自技術で音モレを防ぐ、“パーソナライズド・サウンドゾーン(PSZ)”技術を用いた、オープイヤータイプの製品を市場投入してきた。具体的には昨年3月に本連載で紹介した「nwm MBE001」などがある。
nwm ONEはこのPSZ技術をヘッドホンに適用し、さらにビームフォーミング技術と雑音除去のスペクトラム・フィルター技術からなる「Magic Focus Voice」機能をマイクに搭載した製品である。
ヘッドフォンを新たにラインアップに加えたのは、nwmブランドを本格的に海外展開することが関係していそうだ。Noble Audioが最近新しくヘッドホンを発表した理由のひとつがそうであるように、ヘッドホンを開発してラインアップに取り入れることは、特に欧州市場にに進出する際に重要な意味合いを持っているからだ。
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