Amazon限定モデル、JN-i27144URをレビュー

4K/144Hzのゲーミングディスプレーが6万円切り!PS5とも相性抜群なお手頃モデル

文●宮崎真一 編集●ジサトラユージ/ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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ベゼル幅の薄いフレームレスデザイン
複数の入力を活かすPIPやPBPをサポート

 全体は黒一色でゲーミング向けながらもかなり落ち着いた雰囲気。液晶パネルの下部に据えられたJAPANNEXTのロゴが印象的だ。また、背面上部には線状のLEDが搭載され、虹色に点灯する。なお、OSDメニューからこのLEDを点灯しないように設定することも可能になっている。

背面には線状にLEDが搭載されており、虹色に点灯する

 ベゼル幅は約1mmとフレームレスデザインを採用しており、画面非表示領域が約5mmなので、両者を合わせても6mmほどしかない。そのため、動画やゲームを全画面表示にした時の迫力はかなりのもの。また、JN-i27144URを複数枚並べてマルチディスプレー環境を構築しても、ベゼルが気になることはほとんどない。

 スタンドは台座に290mmほどの支柱を組み合わせた構成。台座は240mmの足が130度ほど開いたハの字型で安定性は良好だ。台座の奥行きは220mmほどあるものの、占有スペースはそれほど広くなく、またそこに物も置くことは可能なのであまり邪魔に感じることはない。

 支柱は厚さ10mmほどの板状で、中央には大きくスロットが設けられているので、そこにケーブルを通してまとめることが可能。なお、支柱と台座は付属のネジ1本で固定するが、ドライバーが必要になる点は残念。このあたりはコストを下げた影響だろうか。

 しかし、スタンドと液晶パネルとの固定はツメを引っ掛けるだけと簡単な点は評価したい。なお、100×100mmのVESAマウントにも対応しており、アームやスタンドを利用することもできる。

スタンド固定部分の裏にはVASAマウンターを搭載している

 また、ここもコストダウンの煽りか高さ調節や左右の傾きを調整するスイーベルは用意されていない。しかし、前後の傾きを調節するチルト機能は用意され、前方に-5度、後方に+15度の調整が可能だ。

-5~+15度の範囲で、前後の傾きを調節するチルト機能を装備。視点に合わせた微調節が行える

 入力端子の構成はDisplayPort 1.4×2、HDMi 2.1×2という構成。注目すべきは2基のHDMIが2.1に対応している点で、これによりすべての入力端子で解像度3840×2160ドット、リフレッシュレート144Hzでの動作が可能になっている。

背面のインターフェース。左から順に電源端子、HDMI×2、DisplayPort×2、ヘッドフォン端子が並ぶ

 さらに、JN-i27144URは2つの入力ソースを1つの画面に同時に出力するピクチャーインピクチャー(以下、PIP)やピクチャーバイピクチャー(以下、PBP)をサポート。PIPのサブ画面の位置は画面の四隅から選択可能で、そのサイズも「大」「中」「小」に変更できる。

PBP/PIPのイメージ

 なお、大を選んだ場合のサイズは300×165mm(W×H)ほどで、サブ画面ではあるがかなり見やすい。一方、PBPでは画面解像度が1920×2160ドットとなるが、1920×1080ドットにすると上下に黒帯が入る画面構成となる。

PBP/PIPは、リセットのサブメニューに用意されたMulti Windowから利用可能。なぜリセットのサブメニューなのか違和感は残るが……

 OSDメニュー操作用のボタンは、液晶パネル右側の底面に実装されており、前面からアクセスしやすく操作性は良好だ。5つのボタンは、OSDメニュー非表示時には左から順に「OSDメニューを開く」「明るさの設定」「音量の調節」「入力ソースの選択」「電源のオン/オフ」となっている。

 ただし、これは工場出荷時設定で、左から2つ目から4つ目までのボタンは、OSDメニューから「リフレッシュレートの表示」「タイマーの表示」「照準点の表示」に機能を変更することが可能。

 特に、照準点の設定を3つのボタンのどれかに割り振っておくと、ゲームをプレイする時だけで表示するといったことができ、利用しやすいだろう。一方、OSDメニュー表示時は、左から「選択/決定」「下に移動/数値を下げる」「上に移動/数値を上げる」「メニューを戻る/閉じる」とわかりやすい構成だ。

液晶パネルの底部に実装されたOSDメニュー操作用ボタン。なお、一番右が電源ボタンとなっている

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