前へ 1 2 3 次へ

Amazon限定モデル、JN-i27144URをレビュー

4K/144Hzのゲーミングディスプレーが6万円切り!PS5とも相性抜群なお手頃モデル

文●宮崎真一 編集●ジサトラユージ/ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ゲーマーにとって、液晶ディスプレーに対して大きく分けて2つの需要がある。1つは高解像度に対応していること、もう1つは高リフレッシュレートをサポートしていることだ。しかし、その両方を兼ね備えたモデルとなると少々値が張ってしまう。

 しかし、JAPANNEXTの「JN-i27144UR」であれば、27型で4K解像度(3840×2160ドット)に対応しながら、リフレッシュレートは144Hzをサポート。それでいて価格は、Amazon限定ではあるが税込み5万9980円と、同種の製品が7~8万円ほどのものが多いのと比べると、コストパフォーマンスは高めだ。では、JN-i27144URはどのような液晶ディスプレーなのか、詳しく見ていこう。

応答速度はGTGで3msと高速
sRGBが100%、DCI-P3が95%と色再現性も良好

JAPANNEXTの27型4K/144Hzディスプレー「JN-i27144UR」。Amazon限定モデルで、実売価格は5万9980円

 JN-i27144URは27型の液晶ディスプレーで、液晶パネルは光沢のない、いわゆるノングレアタイプ。IPSと同じ原理で駆動するADS(Advanced super Dimension Switch)方式を採用している。ADS方式は、IPSと同様に視野角が広く、色やコントラストの変化が少ない特徴があるが、このJN-i27144URは、視野角が水平と垂直ともに178度と広く、実際に横から画面をのぞき込んでも色ムラや輝度のバラつきは確認できなかった。

 輝度は400cd/m2と高めで、HDR 400に対応し、映画やゲームなどHDRコンテンツを美麗な画面で楽しむことが可能。また、ADSはIPSに比べて価格を抑えやすいと言われている。JN-i27144URのコストパフォーマンスの高さはこれによる部分もあるだろう。

 その一方で、ADS方式にもデメリットはある。それは、バックライトの透過量をゼロにしても光漏れが発生しやすく、コントラスト比が低くなってしまうことだ。しかし、JN-i27144URのコントラスト比は1000:1を維持しており、その画面はかなりメリハリが効いた印象だ。さらにsRGBカバー率は100%を誇るほか、DCI-P3のカバー率も95%と高く、色再現性は申し分のない出来。実際に動画を観たり、ゲームをプレイしてみても、発色の良さには満足できる。

 ゲーミング向けとしては、冒頭でも触れたようにリフレッシュレート144Hzをサポート。FPSやTPSでは、1フレームでも多く描画して他人より有利に立ち回ることがトレンドになっているが、このJN-i27144URもそれに則したモデルというわけだ。

Windows 11の「ディスプレイの詳細設定」を見るとリフレッシュレートが144Hzで動作しているのが確認できる

 また、応答速度はGTGで最大3ms(OverDrive時)を実現し、MPRTで最大1msとかなり高速。瞬時の操作が必要となるFPSやTPSに打ってつけのモデルと言えよう。さらに、AMDのディスプレー同期技術である「FreeSync」をサポート。ビデオカードにAMDのRadeonシリーズを使用していることが前提になるものの、スタッタリングやティアリングといった画面の乱れを抑えることができる点は、ゲーマーにとってかなりありがたい。

 そのほか、OSDメニューにはピクチャーモードと呼ばれるプリセットを搭載。プリセットの内容は、「スタンダード」「ムービー」「アイプロテクト」「Night Mode」「Care Eyes Mode」「RTS」「FPS」「ゲーム」の8つ。ゲームのジャンルに合わせた設定が用意されている点は興味深い。

 また、画面の中央に4種類の照準点を表示する機能も用意されているほか、画面右隅に15分/30分/45分/60分のタイマーや、フレームレートをリアルタイムで表示する機能もあり、ゲームをプレイする上での機能性はかなり良さそうだ。

FreeSyncの設定は、OSDメニューの画質設定のサブメニューに用意されている。同項目をONにすることでFreeSyncが有効になる

明るさ・コントラストのサブメニューにはピクチャーモードというプリセットが用意され、8つのモードから選択可能だ

 ゲーミング用途だけでなく、ちらつきを抑えるフリッカーフリーや眼精疲労の原因とも言われるブルーライトの軽減機能も有しているので、長時間の使用でも疲れにくい配慮がなされている点は好感が持てる。

 また、2W×2のスピーカーを内蔵しているが、その音質はやはり低音が足りない印象で少し音は軽め。とはいえ、非常にクリアで聞き取りやすさは十分だ。消費電力は通常26Wで、最大が46Wと高いが、省エネモードを使用すると21Wにまで低減することが可能。なお、電源はACアダプターを使用するタイプで、パッケージには24V2.5A、つまり60Wのものが同梱されている。

電源アダプター。軽量でサイズもそれほど大きくはない

前へ 1 2 3 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2021年
08月
09月
10月
2020年
06月
07月