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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第494回

「OPPO Reno11 A」は急速充電にも対応で4万円台を維持し大幅に進化した

2024年07月18日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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カメラも進化。AIを用いた画像編集機能も追加

 アウトカメラはメイン(約6400万画素/F値1.7)+超広角(約800万画素/F値2.2)+マクロ(約200万画素/F値2.4)という構成。前モデルのメインカメラは約4800万画素だったので、より高画素で撮影できるようになっています。

OPPO

アウトカメラは広角(約6400万画素)+超広角(約800万画素)+マクロ(約200万画素)の3眼。ちなみにインカメラは約3200万画素で、前モデル(約1600万画素)より画素数がアップした

 メインカメラはデフォルトでは4つの画素を1つの画素として使い、約1600万画素で記録される仕組み。感度が向上し、暗い場所でも明るく写せることが利点です。

 さまざまな被写体を撮ってみたところ、ナチュラルな色調で写り、晴れた日は空の青や木々の緑など、鮮やかさが強調されました。夕景なども美しく写り、風景写真をメインに撮りたい人は満足度が高そうです。

OPPO

超広角(0.6×)で撮影

OPPO

メイン(1×)で撮影

OPPO

2倍(2×)は光学ズーム相当の画質で撮影できる

OPPO

デジタルズームは最大10倍だが、それなりに画質は粗くなる

OPPO

室内で料理を撮った作例。若干暗くなるが、美味しそうな色味で写った

 ポートレートモードは背景ボケの度合いを調節可能。夜景モードはかなり明るく写せますが、不自然な明るさや色調になることもあったので、個人的には、デフォルトの「写真」モードのままで撮ったほうがよいと感じました。

OPPO

ポートレートモードは背景をぼかして撮影できる

OPPO

夕景も美しく写った

OPPO

夜景モードで撮影。実際に見えるよりも、かなり明るく写る

 プリインストールされている写真管理アプリ「ギャラリー」には、AIを用いた編集機能を搭載。目玉は「AI消しゴム」で、写り込んだ不要なものを消して、その部分に自然な背景が生成される機能。「Googleフォト」の「消しゴムマジック」と同様の機能ですが、非常に処理が速く、編集したことがわからないほどにきれいに仕上がります。ほかに、写真に写った人や物を長押しするだけで切り抜ける「AIクリッピング」も便利。どちらも積極的に使えそうです。

OPPO

「AI消しゴム」は簡単な操作で、不要なものをきれいに消せる

OPPO

被写体を簡単に切り抜ける「AIクリッピング」も便利

【まとめ】小さな不満はあるが、買って損なしの完成度

 OPPOのスマホは、Androidをベースに独自のカスタマイズが施された「ColorOS」を採用しています。Reno11 Aに初期搭載されているのは、Android 14がベースのColorOS 14。よく使うアプリを素早く起動できたり、簡単にスクリーンショットが撮れたりする便利な機能が充実していることも魅力。

 おサイフケータイに対応し、マイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)にも対応しています。生体認証は指紋と顔の両方に対応。指紋センサーはディスプレーに搭載され、左右どちらの手で持った場合でもセンサーに指を当てやすいのが利点。ほとんどの人は不足や不満を感じることはないでしょう。

OPPO

指紋センサーはディスプレー内に搭載。認識はスピーディーだった

 筆者が強いて不満点を挙げるとしたら2つ。1つは内蔵スピーカーがモノラルであること。一般的なスマホよりも大きな音量を出力できる「ウルトラボリューム」機能があるので、ステレオ音声で楽しめるといいのなぁと思ったのが本音。

OPPO

スピーカーの音量は驚くほど大きくできるので、大勢で音楽を聴きたいときには便利なのだが……

 もう1つは防水の等級が前モデルのIPX8からIPX5に下がったこと。雨に濡れたり、水回りで使ったりするには心配ないでしょうが、お風呂で使ったり、プールに持って行ったりするときは注意が必要です。

 しかし、前モデルから大幅にアップデートしていることを考えると、防水性能が若干下がったくらいは許容範囲。4万8800円は、前モデルの発売当時の価格から2000円しか上がっていません。高コスパモデルを長く使い続けたい人には王道の選択肢となるでしょう。

「OPPO Reno11 A」の主なスペック
ディスプレー 6.7型有機EL(約20:9)120Hz対応
画面解像度 1080×2412
サイズ 約75×162×7.6mm
重量 約177g
CPU MediaTek Dimensity 7050
2.6GHz+2GHz(8コア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大2TB)
OS Android 14(ColorOS 14)
対応バンド 5G NR:n1/3/28/41/77/78
4G LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17
/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42
W-CDMA:1/2/4/5/8/19
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 約6400万画素
+約800万画素(超広角)
+約200万画素(マクロ)
イン:約3200万画素
バッテリー容量 5000mAh(67W対応)
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 △/○(IP65)
生体認証 ○(画面内指紋、顔)
SIM形状 nanoSIM×2(nanoSIM+eSIM)
USB端子 Type-C
イヤホン端子 ×
カラバリ ダークグリーン、コーラルパープル
価格(SIMフリー版) 4万8800円

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