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JR東日本ら鉄道・バス・フェリー・航空事業者なども協力、コンテスト限定データセットも用意

賞金総額300万円! 公共交通のオープンデータコンテストが全国規模で開催

2024年07月10日 15時30分更新

文● ASCII

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 公共交通オープンデータ協議会と国土交通省 情報政策本部 情報政策課は、公共交通や国土交通省のオープンデータを用いたアプリ開発コンテスト「公共交通オープンデータチャレンジ2024 ~ powered by Project LINKS~」 を開催、2024年7月16日よりエントリーを開始することを発表した。

 国土交通省は、国土交通分野のデータを整備・活用・オープンデータ化するプロジェクトである「Project LINKS」を開始。このProject LINKSとの連携の一環として、一般開発者向けに公開する公共交通関連のオープンデータを活用したアプリ開発コンテストを開催する。賞金総額は300万円だ。

 同コンテストでは、東日本旅客鉄道(JR東日本)や東京都交通局をはじめとする23社局の鉄道事業者、69社局の路線バス事業者、223組織のコミュニティバス、22組織のフェリー事業者、5社の航空・空港事業者、2社のシェアサイクル事業者の協力が予定されており、日本の公共交通分野のオープンデータコンテストとしては“過去最大規模”だという。すでにオープンデータとして公開されているデータに加え、同コンテスト限定のデータセットも用意される。また、これを契機として、公共交通分野の国際的な標準データフォーマットであるGTFS形式のデータも公開していく予定だ。

 本コンテストの参加方法は、公共交通オープンデータ協議会が運営する公共交通オープンデータセンターの開発者サイトにユーザー登録すること。同サイト上でエントリーすることで、コンテスト限定のデータを含む、公共交通オープンデータセンターのデータを取得することができる。

 公共交通オープンデータ協議会は、2017年より4回にわたり、「東京公共交通オープンデータチャレンジ」と銘打って、東京の公共交通を対象としたコンテストを開催してきた。過去4回のコンテストでは、のべ3800を超える開発者が登録している。今回のコンテストは、Project LINKSと連携して、この動きを全国に広げるもので、データ活用による地方の社会課題の解決や活性化を目指しているという。

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