「丸の内を身につける」がコンセプトのファッションブランド、その成り立ちもデザインもカッコ良すぎた
大学の4年間、アパレルの小売店でアルバイトをしていたことが高じて、おそらく平均的な同性同年代より服(特にスニーカー)が好きになったと思うのですが、昨今の情勢に合わせてこれまで天然皮革だったアイテムが合成皮革になっていたりすると、質感などを見て、正直「う~ん…」と思ったりしていました。
しかし、いま丸の内で開催している「アップサイクルブランド『Ligaretta』“まちを纏う”展」のリリースを見たら、同じような本来廃棄になるはずの素材を使ったアイテムなのに、「なかなかいいじゃないの…!」と内心つぶやいてしまうようなデザインではありませんか。ちょっと気になったので、実際に行って見てきました!
フラッグ素材にシークレット地紋をプラス、まさに“グッドデザイン”!
「アップサイクルブランド『Ligaretta』“まちを纏う”展」は7月10日(水)まで、丸の内と有楽町の間、丸の内仲通り沿いにあるGOOD DESIGN Marunouchiで開催中です。
「リサイクル」商品ではなく「アップサイクル」商品?と思って調べてみたところ、アップサイクルとは、本来ただ捨てられるはずだったものを再利用するだけでなく、「新たな価値を与えて生まれ変わらせること」なんだとか。元々のフラッグのデザインには知的財産が関係しているので、シークレット地紋と呼ばれる模様を施して素材にしています。
さて、中に入るとまず目に飛び込んでくるのは黄色のコート。ドットやマーブルのようなシークレット地紋がプリントされています。
全体的に柄がやや派手めな印象ですが、名刺入れやネクタイはワンポイントにという感じで、コートよりは普段使いに取り入れるハードルも低そうです。
注目していたスニーカー。日差しや雨風に長期間さらされても耐えうるフラッグ広告が素材なので、汚れやキズには強そうです。
そして、実際に実物を見て気になったのがキャップ。白ベースのデザインには、よく見ると前面に広告らしい日付が入っていて、一点物感がいい感じです!
ちなみに、今回展示を紹介してくれたリガーレの長谷川春奈さんによると、「2025年度以降にコミュニティーを作って、一緒に丸の内街を歩いて素材発掘をしたり、そこから商品を考えたり、そうやってブランドを街のみんなで育てる作るということをやっていきたい」という構想もあるそうです。
やっぱり服は実際に見てサイズ感や素材感を確かめるに限りますし、まずは一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
個人的にいいなと思ったのは、やっぱりスニーカーとキャップですね。スニーカーは44,000円(税込)、キャップは18,700円(税込)です! …お財布的に手が出せそうにないので、粛々と働いていつかポンッと買えるようになりたいと思います(苦笑)。
アップサイクルブランド「Ligaretta」“まちを纏う”展
開催期間:2024年6月29日(土)~7月10日(水)
営業時間:11:00~20:00
会場:GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階)
入場料:無料
文 / 須田ユウキ(LoveWalker編集部)
東京生まれ。
趣味はラーメン店巡りとスーパー銭湯巡り。
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