SASEプラットフォームのリモートインフラアクセスを強化
Cloudflare、ゼロトラスト・インフラアクセスの「BastionZero」を買収
2024年06月07日 14時00分更新
Cloudflareは、2024年5月30日(米国時間)、ゼロトラスト・インフラストラクチャ・アクセスプラットフォームを展開する「BastionZero」を買収したことを発表した。同買収で、CloudflareのSASE(Secure Access Service Edge)プラットフォーム「Cloudflare One」における、コアITシステムへのリモートアクセスを強化していくという。
Cloudflare Oneは、2020年より展開されている、SASEとSSE(Security Service Edge)のプラットフォーム。買収したBastionZeroの技術をCloudflare Oneに統合することで、ハイブリッド・リモートワーク環境でも、組織内の重要なアセットに、安全にアクセスできるようになる。リモートアクセスにゼロトラストを適用することが容易になり、基幹システムやサーバーにアクセスするユーザーには必要なタイミングでアクセス許可を付与して、一元管理されたポリシー制御を実行できる。
今回の買収によって、CloudflareのVPN代替ソリューションの範囲は、アプリケーション、ネットワークに加え、インフラリソースにまで拡大され、ハイブリッドなIT環境をより広範囲に一元管理できるようになるという。