このページの本文へ

eラーニングシステム「learningBOX」、AI活用不正対策を導入

2024年06月03日 17時30分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 learningBOXは6月末(予定)より、eラーニングシステム「learningBOX」(ラーニングボックス)にて「なりすまし受験」「カンニング」の不正対策など、IBT・CBT試験の実施・運用に関わる機能拡充を実施する。

 learningBOXは価格と使いやすさにこだわったクラウド型eラーニングシステム。直感的なインターフェースで専門的なIT知識がない人でも手軽に教材の作成や管理、メンバー管理、成績の保存や閲覧などが可能。

 CBT(Computer Based Testing)はコンピューターを使った試験方式で、とくにインターネット上で実施する試験を「internet-based testing(IBT)」「web-based testing(WBT)」と呼ぶ。4月に文部科学省が公表した「令和7年度以降の全国学力・学習状況調査(悉皆調査)のCBTでの実施について」では、2025年度の全国学力・学習状況調査において、中学校の理科のみ1人1台端末を活用したCBT(文部科学省CBTシステム「MEXCBT」を活用)で実施する方針が記載された。

 今後、IBT・CBTの活用が各方面でさらに進むことが想定されている一方、テストセンターや在宅での受験において、不正行為の対策が課題となっていることから、安全性、平等性が確実に担保された試験運用が求められている。

 learningBOXの機能拡充では、ユーザー情報として受験者の「本人写真」を登録し、試験開始時にAIによる「顔認証」を実施。顔認証に失敗した場合、試験を開始できなくすることも可能で、なりすましによる受験を防止することが可能となる。

 また、試験中に別のタブが開かれたり、全画面表示が解除されると警告を表示。警告の表示が一定回数を超えたり、指定した時間内に試験を再開しない場合は、試験を強制終了させることも可能。
 
 試験中に受験者の様子を撮影(一度の試験で最大30枚まで)することも可能で、撮影はランダムのほか、ブラウザー監視で警告が表示されたタイミングで実行できる。

 試験中の操作や撮影された写真は、試験監視ログとして記録され、受験者が「いつ」「どのような」操作をしたかを確認することがわかる。警告回数などによって不正を判定し、管理者が試験の結果を確定させる。

 「不正対策」の「顔認証」「試験中の写真撮影」はlearningBOXのスタンダードプラン以上、「ブラウザー監視」は全てのプランで利用可能(learningBOXの料金プランはこちら)。

 このほか、記述問題など複数人で確認しながら採点する必要がある場合、採点の手順や採点者ごとの役割・権限をあらかじめフローとして設定。模擬解答をベースにAIがレポートや記述問題を分析し、模範解答との類似度を提示。自動的にフィードバックコメントも生成するなどして、時間のかかるレポート採点の作業時間を削減(スタンダードプラン以上で無制限)。
 
 試験結果は9種類のパネルを使用した成績表として表示され、複数の試験結果をまとめて、1つの成績表を作成することで、受験者の解答の傾向や状況も把握できる。
 
 さらに、学習状況に応じて「バッジ」や「認定証」を発行・付与する機能も備え、認定証は、検定試験に合格した証明書としても活用可能。また今後はデジタルバッジへの対応も予定。

 ECオプション契約では、試験のオンライン販売や受験申し込みをすべてシステム上で完結。受験者データの移行や合格した級の一括登録も可能なため、 スムーズに紙の試験からオンラインへ移行できる。

■関連サイト

カテゴリートップへ

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    “VMwareショック”余波、IaaSベンダー撤退も/本音は「拒否したい」時間外の業務連絡/IT部門のデータメンテ疲れの声、ほか

  2. 2位

    データセンター

    首都圏のデータセンター枯渇、電力コストの高騰、エンジニア不足 課題から考える最新データセンター選び

  3. 3位

    デジタル

    なぜ大企業でkintoneの導入が増えているのか? DX推進と「脱・属人化」を実現するエンプラパートナーに聞いた

  4. 4位

    TECH

    【提言】「VPNの安全性」が通用しない時代 ZTNAへの困難な移行を経営層はサポートせよ

  5. 5位

    TECH

    自律的に動けないメンバーを持つくらいなら、一人で全部やったほうが幸せに働ける「管理職の憂鬱」に関する調査

  6. 6位

    ビジネス

    トヨタ自動車はBacklogのAIアシスタントをこう使っている “現場の知見”を貯めるAI用データベースに

  7. 7位

    TECH

    IT人材の約半数が「静かな退職」 正当に評価されないし心身の健康を優先

  8. 8位

    デジタル

    地方テレビ局が生成AIで記事作成を爆速に でもその裏で“10倍増えた”業務とは?

  9. 9位

    ビジネス・開発

    “保守地獄”からSEを解放する 富士通がソフトウェア改修の全工程をマルチエージェントで自動化

  10. 10位

    ビジネス

    行政DXを超え、デジタルで市民の力を引き出す“地域社会DX”へ 兵庫県豊岡市の挑戦

集計期間:
2026年02月25日~2026年03月03日
  • 角川アスキー総合研究所