グーグルは5月14日(現地時間)、有料プラン「Google One AIプレミアム」(月額2900円)のユーザー向けに、最新の大規模言語モデル(LLM)「Gemini 1.5 Pro」を導入すると発表した。
Google One AIプレミアムはGoogleフォト、Googleドライブ、Gmail共通で使える2TBのクラウドストレージに、同社の有料版LLMを追加したプラン。同プランではこれまで「Gemini 1.0 Ultra」を利用できたが、今回新たにGemini 1.5 Proを選択できるようになった。
Gemini 1.5 Proは英語や日本語など複数の言語に対応。ブラウザーもしくはiOS版「Google」アプリ、Android版「Gemini」アプリからアクセスし、文書やメール文案の作成、コーディングからアップロードした文書の分析まで、さまざまな作業をAIに依頼することが可能だ。
日本での料金は月額2900円。競合するOpenAIの「ChatGPT Plus」(月額20ドル/約3100円)と比べ、割安な価格設定となっている。5月15日現在、Google Oneのほかのプランと異なり、年払い料金は設定されていない。