Prime AP201採用の「ZEFT Z48AP」、i7-14700KにRTX 4070 Ti SUPERと高スペック
ここまで白いか! と思うBTOPC、コンパクトケースかつ高性能なのも魅力
2024年04月17日 11時00分更新
大き過ぎず小さ過ぎず、手ごろなサイズ感で高性能なパソコンを望む声は結構ある。しかも、最近は外観が白色でまとめられたパソコンを好む人も多く、その両方を兼ね備えたモデルとなるとかなり絞られてしまう。
パソコンショップSEVENが発売するゲーミングパソコンの「ZEFT Z48AP」は、ケースにASUS製の33リットルモデルである「Prime AP201 Tempered Glass」(以下、Prime AP201)を採用し、内部のパーツも極力白色で統一。そういった需要に応えることができるパソコンに仕上がっている。では、ZEFT Z48APはどのようなマシンなのか、その詳細を見て行こう。
ZEFT Z48AP
https://pc-seven.co.jp/spc/24111
価格:38万9800円(税別)、42万8780円(税込)
ZEFT Z48APの主なスペック | |
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CPU | Core i7-14700K(定格クロック3.4GHz、最大クロック5.6GHz)、20コア(Pコア:8、Eコア:12)/28スレッド、共有キャッシュ28MB |
CPUクーラー | CoolerMaster「MasterLiquid 360L Core ARGB White」 |
グラフィックス | ASUS「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X White OC Edition」 |
メモリー | G.Skill Trident Z5 RGB DDR5 32GB(16GB×2) |
ストレージ | 1TB M.2 SSD(Crucial「T500」、PCIe 4.0) |
マザーボード | ASRock「B760M Pro RS WiFi」(インテルB760チップセット) |
PCケース | ASUS「Prime AP201 Tempered Glass」 |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(USB接続) |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.3 |
電源ユニット | SilverStone「DA850R Gold」(定格出力850W、80PLUS GOLD認証、ホワイトモデル) |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
※搭載品は予告なく変更いたします。
Core i7-14700KにGeForce RTX 4070 Ti SUPERと高スペック
水冷クーラーや電源ユニットも真っ白
前述のとおり、ZEFT Z48APはケースにASUSのPrime AP201の白色モデルを採用している。このPrime AP201はmicroATXおよびITXに対応したモデルで、およそ幅205×奥行460×高さ350mmというコンパクトなサイズを実現。外観が白一色なことはもちろんのこと、強化ガラス製のサイドパネル越しに見える内部も白色で、完全に“真っ白なケース”といっていい。
コンパクトなサイズながらも、CPUには第14世代Coreプロセッサーのハイエンドモデルである「Core i7-14700K」(以下、i7-14700K)を採用。Pコアが8基、Eコアが12基の20コア/28スレッドタイプのCPUで、TurboBoost適用時の最大動作クロックは5.6GHzと、ゲーミングや実況用途などでも高パフォーマンスが期待できる。
そして、ZEFT Z48APでは、このi7-14700Kを冷却するため、CoolerMasterの簡易水冷タイプである「MasterLiquid 360L Core ARGB White」を採用。Prime AP201は、コンパクトなサイズだが、360mmサイズのラジエーターが搭載可能で、ZEFT Z48APではその強みを活かしている。しかも、このCPUクーラーは、水冷ヘッドやラジエーターに加えて、ホースまで白色で統一されており、Prime AP201の色味にマッチしているというわけだ。
ビデオカードは、「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」を搭載したASUS製「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X White OC Edition」を装備。こちらも白色のモデルで、パソコンショップSEVENがZEFT Z48APにおいて、かなり白色であることにこだわっていることが伺いしれる。
なお、このビデオカードは、ブーストクロックが2640MHzとリファレンスから30MHz引き上げられたクロックアップモデルで、ゲーミングでかなりの高性能を発揮する。また、前世代からエアフローが21%向上したというAxial-techファンや、105度で2万時間の耐久性を持つミリタリーグレードのコンデンサなど、品質についても申し分ない。
マザーボードは、ASRock製でインテルB760チップセットを搭載する「B760M Pro RS WiFi」で、電源回路はDr.MOSを用いた7+1+1フェーズ構成で、PCI Express 5.0をサポート。
さらに、有線LANは2.5GbEに対応し、Wi-Fi 6Eをサポートした無線LANも装備する。しかも、このマザーボードの基板自体は黒色なのだが、白色のプリントで装飾されていたり、白色のヒートシンクを装着していたりと、Prime AP201の内部でもあまり黒色が目立たないあたりもうれしいところだ。
システムメモリーは、G.Skill製で容量が16GBの「Trident Z5 RGB DDR5」を2枚搭載。それゆえ、総量は32GBなっているほか、このモジュールにはLEDが搭載されているため、ほかのパーツと合わせて白色で統一したり、ほかの色に点灯させてケースなどに反射する様を楽しんだりすることが可能だ。なお、LEDの色は、ASRockの設定ツール「Polychrome RGB」から変更可能だ。
ストレージはCrucialのM.2 SSDでPCI Express 4.0に対応した「T500」の1TBモデルを装着。このT500は、シーケンシャルリードが最大で7300MB/s、シーケンシャルライトが最大6800MB/sとかなり高速で、ゲーミング用途で速度と容量ともに申し分ない。
そして、ZEFT Z48APは電源ユニットにSilverStone製で定格出力850Wの「DA850R Gold」を採用。この電源ユニットは、筐体はもちろん、電源ケーブルまでもが白色で統一されており、ここまで白色にこだわったパーツを揃えているのはめずらしい。しかも、Prime AP201は電源ユニットを前面に搭載するタイプであるため、サイドパネルから電源ユニットが見える点もポイントといっていい。
コンパクトで高性能、しかも真っ白
価格は42万8780円
以上のように、ZEFT Z48APは高性能なパーツを揃えつつも内部にまで白色であることにこだわったPCであることが分かる。価格は税込みで42万8780円とリーズナブルではないものの、コンパクトなサイズで高性能、しかも白色のパソコンを探しているのであれば、このZEFT Z48APはかなり魅力的ではないだろうか。
とはいえ、肝心のゲームパフォーマンスがどの程度なのかは気になるところ。そこで、別記事ではZEFT Z48APで実際にゲームをプレーし、そのポテンシャルに迫ってみたい。