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生成AI技術は停滞する自動運転業界の突破口になるのか? MITテクノロジーレビューは、「自動運転2.0」をテーマにしたイベントを4月24日に開催する。ゲストはチューリング株式会社 CTOの青木俊介氏。
グーグル(現ウェイモ)が自動運転車の公道実験を開始してから10年あまり。当初10年程度で実現できると考えられていた完全自動運転車(自律自動車)は、米国サンフランシスコや中国の一部都市で商用ロボット・タクシーサービスが始まっているとはいえ、本格的な普及には至っていません。先行する自動運転の技術ではHDマップの整備など多額のコストが必要で、地域を限定しない完全自動運転へスケールさせるのは難しいとも言われています。
一方、ウェイモやクルーズのような先行企業のような従来のロボット工学的なアプローチの自動運転から、AI的なアプローチを用いた次世代の「自動運転2.0(AV2.0)」を標榜するスタートアップの動きがあります。こうした企業は地域限定ではなく、どこでも走行可能な車両を目指しており、停滞する業界の突破口になるとの期待があります。
今回のイベントでは、「We Overtake Tesla」を掲げ、 生成AIを活用することで、従来のロボット工学的なアプローチでは 到達困難なレベル5の完全自動運転実現を目指しているチューリング株式会社 CTOの青木俊介氏(MITテクノロジーレビューが選出した2022年のU35イノベーター)をゲストに迎えます。自動運転技術の変遷と自動運転2.0企業の技術動向を俯瞰的に解説いただくとともに、2030年までの実現を目指す同社の挑戦についてお話しいただく予定です。
※本イベントはオフライン(東京・日比谷BASE Q)/オンライン同時開催となります。チケット種別をお間違いのないようにお申し込みください。
■Emerging Technology Niteとは
MITテクノロジーレビュー[日本版]が平日夜に開催しているマンスリー・イベントです。最前線で活躍する研究者や起業家など有識者の方をお招きし、いま注目したいエマージング・テクノロジー(萌芽技術)や社会の最新動向をリアルの場でお届けします。
■登壇者紹介
青木 俊介(あおき・しゅんすけ)
チューリング株式会社共同創業者(CTO)/国立情報学研究所 助教
米・カーネギーメロン大学 計算機工学科で博士号取得。米国では自動運転システムの開発・ 研究に従事し、 サイバー信号機の開発やゼネラルモーターズ社のウルトラクルーズ の開発に携わる。2021年より国立情報学研究所 助教として着任し、青木研究室を主宰。名古屋大学 客員准教授・JSTさきがけ研究員を兼任。MITテクノロジーレビュージャパンより35歳未満のイノベーターU35に選出。
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