さくらインターネットは3月26日、さくらのレンタルサーバおよびマネージドサーバにおいて、Vadeが提供する予測型メールセキュリティーソリューションを採用した「高精度迷惑メールフィルタ」を提供開始した。
本サービスで採用したVadeの予測型メールセキュリティソリューションは、AIを活用してサイバー攻撃などの脅威を予測し検出することが可能。世界中で毎日スキャンされる1000億通以上のメールに対して、AIを利用して攻撃のコンテキストを分析し、機械学習によって攻撃パターンを把握することでリアルタイムにフィッシングを検知する。
また、悪意のあるコードだけでなく、悪意のある行動も分析する予測的な技術が使用されている。添付ファイルやメール本文だけでなく、メールの送り方やヘッダーなどからふるまい(行動アルゴリズム)を検知し、マルウェアを送るメールをブロックする。
さらに、Vade宛てにユーザーから申告された誤検知メールの内容が、Vadeの脅威判定アルゴリズムに反映され、継続的な迷惑メール自動検知技術の向上に繋がるという。
なお、同社が現在提供しているSpamAssassinを使用した「迷惑メールフィルタ」は「簡易迷惑メールフィルタ」として引き続き提供する。ユーザーの環境や希望に合わせて、メールアドレスごとにいずれかのフィルターを選択可能だ。
本サービスの料金は無料。1メールアドレスごとに1つのフィルターを利用する。プランによって利用できるフィルター数が異なり、最大フィルター数は200。