このページの本文へ

「リゲイン」が男女2000人を対象に健康に関する意識調査

前向きで元気に生きたいけど、将来不安だしストレス多い。どうすればいい?

2024年03月27日 11時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

でも、人生は前向きに楽しみたいと思っている

 ここまでの調査だけをみると、現代人の多くは日々ストレスを感じており、心身に不調を抱え、将来に不安を抱いている……という結果で終わってしまう。しかし、重要なのはここからだ。「今よりももっと前向きに人生を楽しみたいか」という質問では、全体の90.7%が「楽しみたいと思う」と答えている。性別、年代別に回答者を分けても、ほとんど割合に差はない。

ストレス、心身の不調があっても、大半の人は人生を楽しみたいと思っている

 また、35歳〜64歳の中高年層1236人に対して、「行ってみたい場所ややり遂げたいこと、挑戦してみたいことなど、これから先の(人生に)意欲を持っているか」とたずねたところ、88.5%がこれから先のことに対して「意欲がある」と回答している。しかも、「その意欲が以前と比べてどう変化したか」という質問では、以前より「弱くなった」という回答より、「強くなった」という回答の方が多かったのである。

意欲も年齢層問わず十分にあるようだ

 これらを加味すると、ストレス、不調、不安を抱えつつも、前向きな人生を望み、意欲も十分にある現代人の姿が見えてくる。

アクティブ中高年層「全力ミドル」に注目

 リゲインでは、「年を重ねても必要なケアや補給をして、仕事だけではなく趣味やスポーツなどやりたいことに夢中になって、前向きに人生を楽しんでいる中高年」を「全力ミドル」と命名。この全力ミドルをキーワードにした調査も実施した。

 中高年層に「全力ミドルについてどう思うか」とたずねると、「憧れる」が61.3%、「尊敬できる」が60.0%という結果に。しかし、「自分が全力ミドルに該当すると思うか」という質問では、「該当する」と答えた回答者は、36.6%にとどまった。いつもエネルギッシュでバイタリティーに溢れる中高年像を好ましくは思うものの、自分がそうであるとは考えない回答者が多い、といったところだろうか。

「自分は全力ミドルである」と考える人は多くはない

 全力ミドルと、そうでない人にはどのような差があるのか。食事や運動などのカラダのケアについて聞くと、「定期的に健康診断を受ける(41.0%)」、「喫煙をしない(40.3%)」、「規則正しい食生活を心がける(36.4%)」、「お風呂の湯船にゆっくり浸かる(34.3%)」といった回答が全体で多かった。

全力ミドル自認層と全体とで、少々傾向が異なる

 ところが、全力ミドル自認層においては少々結果が変わる。1位が「趣味を満喫」で42.3%、2位の「定期的に健康診断を受診」も全体よりやや割合が高くなり、42.0%。3位の「喫煙しない」もやや割合が高くなり41.8%という結果になった。

 全力ミドル自認層で1位の「趣味を満喫」は、全体では31.7%という割合になるから、趣味を楽しめているかどうかが、中高年層の健康状態や、その自己認識に関わっていると考えることはできるだろう。

全力ミドル、ストレスとの向き合い方は?

ココロのケアについても、全力ミドルは全体とやや異なる傾向を持っていた

 全力ミドル自認層は、ストレスに対する向き合い方も少々異なるようだ。

 ストレス対策や考え方など、ココロのケアについて心がけていることをたずねたところ、回答者全体では、 「ストレスをためすぎない」が41.3%で1位、「適度にストレスを発散する」が40.2%で2位だったのに対し、全力ミドル自認層では、順序が逆転。「適度にストレスを発散する」が49.3%で、「ストレスをためすぎない」48.5%という結果になった。

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ