マイクロソフトが提供するAIアシスタント「Copilot」の無料版で、OpenAIの最新大規模言語モデル「GPT-4 Turbo」が使えるようになることがわかった。GPT-3.5ベースである「ChatGPT」の無料版と大きく差がついた形だ。
CEOのX投稿で発覚
After quite some work, GPT4-Turbo replaced GPT-4 in the Copilot free tier. Pro users can still choose the older model, if prefer (there is a toggle).
— Mikhail Parakhin (@MParakhin) March 12, 2024
本件は3月13日、マイクロソフト広告・ウェブサービス部門CEOのMikhail Parakhin氏によるXへの投稿で明らかになった。
米国および欧州向け「Copilot Pro」のページにある比較表を見ると、たしかに左側の「Copilot(無料プラン)」の欄に「Access GPT-4 and GPT-4 Turbo during non-peak times(ノンピーク時におけるGPT-4およびGPT-4 Turboへのアクセス)」という記述がある。
もちろん有料版の「Copilot Pro」では従来通り「Get priority access to GPT-4 and GPT-4 Turbo even during peak times for faster performance(ピークタイムでもGPT-4およびGPT-4 Turboへの優先アクセス。より高速なパフォーマンスを実現。)」となっており、トグルスイッチで好みのモデルを選ぶことも可能だ。
なお3月15日現在、ニュースリリース形式での発表はなく、日本向け「Copilot Pro」のページも更新されていない。