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JN-34VC165UQRをレビュー

3440×1440ドットで165Hz駆動！湾曲ウルトラワイドでFPSにも使えるオールラウンダー

文●宮崎真一　編集●ジサトラユージ

提供: 株式会社JAPANNEXT

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　ゲーミング向け液晶ディスプレーで人気を集めているのは、やはり高リフレッシュレートに対応したモデルだ。その一方で、ゲームによっては視野角が広がることから、アスペクト比が21:9のウルトラワイドディスプレーもゲーマーには人気がある。

　その両方の需要を満足させるのが、JAPANNEXTが発売する「JN-34VC165UQR」だ。この液晶ディスプレーは、解像度3440×1440ドット（UWQHD）に対応したウルトラワイドディスプレーながらも、リフレッシュレートは最大165Hzをサポート。この手の製品はリフレッシュレート144Hzまでサポートするものは多く見かけるが、それを超える製品は少なくなる。では、このJN-34VC165UQRはどのような製品なのか詳しく見ていこう。

曲率R1500の湾曲ディスプレー
3系統の入力端子でPBP/PIPも対応

JAPANNEXTの34型UWQHDディスプレー「JN-34VC165UQR」。直販価格は5万4980円

　まずJN-34VC165UQRの外観についてだが、本製品は曲率R1500の湾曲ディスプレーだ。これは半径1500mmの円の曲面を意味している。湾曲ディスプレーだとR1000のモデルなどもあるが、それと比べて曲面は緩やかで、正対する位置に座った際はあまり曲面を意識しない自然な印象となる。

　全体的に黒一色でまとめられた落ち着いた外観だが、背面のスタンド結合部には円状のLEDを搭載する。そこが虹色に点灯し、ゲームプレイ時に高揚感を演出してくれる。また、液晶パネルのベゼル幅は2mmしかない極狭額縁デザインで、液晶非表示幅も上が6.5mm、左右が8mmであるためベゼル幅と合わせても10mm以下しかない。ゲームや映画をフルスクリーンで表示した時の迫力はかなりのものだ。

JN-34VC165UQRは曲率がR1500の湾曲ディスプレー

スタンド結合部の周りにはLEDが搭載され、色がグラデーションで変化する。もちろん、OSDメニューから消灯することも可能だ

　スタンドは、ハの字型の台座に高さが330mmほどの支柱で構成され、両者の固定には付属のネジ1本を使用する。台座は1辺が255mmの足が120度ほどで開いた形状で、安定感は抜群。ウルトラワイドディスプレーであるためかなり横長の製品だが、ふらつくようなことはまったくなかった。

　支柱に高さ調節機能が用意されていない点は残念だが、前方に5度、奥に20度の傾き調整を行なうチルト機能は搭載。また、支柱は厚さが20mmほどの2本の柱で構成され、その間にケーブルを束ねてまとめることが可能。

　なお、支柱と液晶パネルとはツメを引っ掛けて固定するため、台座とは異なりこちらはドライバーを用意する必要がない点はありがたい。その他、75×75mmのVESA規格にも対応しており、スタンドやアームを装着する際に使用する4本のスペーサーも同梱されている。

前後の傾き調整であるチルト機能を搭載。－5～＋20度に調整可能だ

スタンドは液晶パネルにツメを引っ掛けて固定するタイプ。こちらは工具を必要としない点は嬉しい。VESA規格に対応したネジ穴も備えている

　映像入力インターフェースは、HDMI 2.0、DisplayPort 1.4×2という構成。ただし、解像度3440×1440ドットでリフレッシュレート165Hzが利用できるのはDisplayPortのみで、HDMIは3440×1440ドット使用時は100Hz、2560×1440ドット（WQHD）使用時は120Hzと、対応するリフレッシュレートが異なっている点は注意したい。

　なお、製品には約1.5mのDisplayPortケーブルが付属。DisplayPortケーブルはHDMIに比べて比較的高いため、あらかじめ用意されている点は好印象だ。

背面に用意されたインターフェース。左から順に電源端子、USB Type-A、HDMI、DispalyPort×2、オーディオ出力の順に並ぶ。なお、USB Type-Aはファームウェア更新用となる

　さらに、これら3系統の入力端子を活かし、JN-34VC165UQRではピクチャーインピクチャー（以下、PIP）とピクチャーバイピクチャー（以下、PBP）を使用できる。PIPは、四隅に大中小のサイズで別画面を表示可能。サイズを大にすると、画面を4等分した程度の大きさがあるため視認性は良好だ。

　一方のPBPは、画面を左右2分割にするもので、各映像の解像度は1720×1440ドットとなるが、アスペクト比が16:9の映像では上下に黒帯が入ることでその解像度に調整される。

2つの入力ソースの映像を1画面で出力できるPBP/PIPに対応

マルチウィンドウのサブメニューにPIPとPBPの設定が用意されている

　OSDメニュー操作用ボタンは、液晶パネル右側の底面に配置。前面からのアクセスは良好で、操作性は問題なしだ。これらのボタンは、OSDメニューを開いていない状態では、左から順に「OSDメニューの表示」「音量の調節」「クロスヘア（照準点）の表示」「入力ソースの表示」となっている。クロスヘアの設定はここでしか操作できないので覚えておきたい。また、OSDメニュー表示中は、左から「項目の選択/決定」「項目を下に移動/数値を下げる」「項目を上に移動/数値を上げる」「戻る/閉じる」に役割が変化する。

OSDメニューの操作用ボタン。なお、一番右は電源ボタンとなっている

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