「無理しないでほしい」と考える先輩社会人
ところが、先輩社会人はそうは考えていないようだ。
先輩社会人に対し、後輩にあたる新社会人に対する思いをたずねたところ、およそ8割にあたる79.9%の回答者が「社会人だからといって不調を我慢しなくていいと思う」と回答。「不調を感じてつらいときは、無理せず周りに相談してほしいと思う(81.7%)」 や「新社会人時代こそ、無理しないことが大切だと思う(81.5%)」という回答も多かった。
高い意欲から無理をしがちな新社会人時代だからこそ、不調を我慢しないことが大切だという実体験からの回答だろう。
また、新社会人の頃に“隠れ我慢をしていた”と回答した(経験が1度でもある)先輩社会人848人に「新社会人に伝えたいこと」をたずねたところ、「心身の不調を我慢しないでほしいと伝えたい」が81.1%と高い割合になった。「新社会人が不調のとき、彼らが我慢する以外の考え方や行動を取れるようサポートしたいか」という質問では、およそ9割にあたる89.0%の回答者が「サポートしたい」と回答。「新社会人と一緒に、心身の不調時に我慢しなくて済む環境を作っていきたい」という回答も、89.5%という結果になった。