ウワサの指輪型デバイスも実機展示! Galaxy Ringに折り曲がるディスプレーも見られたMWCのサムスンブース
2024年03月04日 12時00分更新
MWC24 Barcelonaで、サムスンは「Galaxy Ring」の実機を展示した。またサムスンディスプレイのブースでは、折り曲げられるディスプレーなど、最新ディスプレー技術も見られた。
リング型デバイス「Galaxy Ring」の実機公開!
Galaxy Ringは、1月27日にサンフランシスコで開催された「Galaxy S24」シリーズの発表会の最後に、その製品名と外観が告知されたデバイスだ。ヘルスケアデータを収集するために指輪型とし、24時間取り外すことなく身体の健康状態などを常時把握することが可能になる。MWCのサムスンブースにはGalaxy Ringの実機がショーケース内で展示されていた。
実機に直接触ることはできなかったものの、サイズは9種類あり自分の指に合った最適な大きさのものを利用できる。機能やバッテリー性能などについては一切の説明が無かったが、本体の内側には複数のセンサーが装着されていることが見え、心拍数などを計測できることがわかる。
Galaxy Ringの展示ブースではサムスンのスマートウォッチ「Galaxy Watch6」を使った睡眠データの取得や健康状態のスコア化などが説明されていた。スマートウォッチは常に身に着けていることから生体データの取得が可能だが、数日おきの充電時には腕から外す必要があるし、シャワーや就寝時には着けない人も多い。Galaxy Ringなら指から取り外す機会は少なくなり、スマートウォッチと併用すれば24時間・365日、常に健康状態を把握できる。
カラバリは3色で、シルバーに加えゴールドとブラックの存在を確認できた。発表時期はまだ未定だが、毎年夏に行われる折りたたみモデル「Galaxy Z」シリーズ最新機種の発表時に合わせてくるかもしれない。
Galaxy S23 FEでもAI関連機能が利用可能に
Galaxy S24シリーズは高度なAI機能を搭載しており、音声のリアルタイム翻訳や文書の要約、グーグルの「かこって検索」などが利用できる。この機能は追ってGalaxy S23シリーズやGalaxy Z Fold5/Flip5でも利用可能になるとアナウンスされたが、ブースではさっそくGalaxy S23シリーズでのAIデモが実施されていた。
チップセットの世代としては2年前となるSnapdragon 8 Gen 1を搭載する「Galaxy 23 FE」でもAI機能を試すことができた。システム標準の通訳機能や画像消去の生成AIなど、Galaxy S24シリーズとほぼ変わらぬ速度で使用することができた。
なおブース初日には、サムスン電子DX部門Mobile eXperience事業部長兼社長のTM Roh氏が来場し、来客に出展物の説明をする姿も見られた。
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