内部パーツも極力白で統一、ディスプレー搭載水冷CPUクーラーを採用
ピラーレス「NZXT H6 Flow White」を最大限活かした“映え”BTOPCがコチラ!
2024年02月19日 11時00分更新
フィギュアやアクスタを置いて映えるパソコンに!
ピラーレスの「H6 Flow White」を採用したBTOパソコンが登場
最近は、デスクトップパソコンの中にフィギュアやアクリルスタンドなどを置いて楽しむといった人も少なくない。そういった人にとって、魅力的なPCケースが、NZXTの「H6 Flow White」ではないだろうか。このケースは、サイドパネルだけでなくフロントパネルにも強化ガラスが採用されており、内部が“映える”作りである点が特徴的だ。
そして、そのH6 Flow Whiteを標準構成で採用したゲーミングパソコンが、パソコンショップSEVENで販売中の「ZEFT G42WHF」だ。今回は、ZEFT G42WHFがどのようなマシンなのか、詳しく紹介していこう。
ZEFT G42WHF
https://pc-seven.co.jp/spc/22290
標準構成の価格(2月16日現在):34万9800円(税別)、38万4780円(税込)
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i7-14700KF(定格クロック3.4GHz、最大クロック5.6GHz)、20コア(Pコア:8、Eコア:12)/28スレッド、共有キャッシュ28MB |
CPUクーラー | NZXT「KRAKEN RGB 360 White」(標準構成はCoolerMaster「240L CORE ARGB」 |
グラフィックス | GeForce RTX 4070(標準構成はGeForce RTX 4070 Ti SUPER) |
メモリー | G.Skill Trident Z Neo DDR4 64GB、16GB×4(標準構成は32GB) |
ストレージ | 1TB M.2 SSD(Western Digital「WD Black SN850X」、PCIe 4.0) |
マザーボード | ASRock「B760M Pro RS/D4 WIFI」(インテルB760チップセット) |
PCケース | NZXT「H6 Flow White」 |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN WiFi 6E、Bluetooth 5.3 |
電源ユニット | CORSAIR「RM850e ATX 3.0」(定格出力850W、80PLUS GOLD認証) |
OS | Windows 11 Pro(64bit) |
ホワイトがベースでライトも映える!
Core i7-14700KFにはディスプレー搭載水冷CPUクーラーを採用
冒頭でも述べたとおり、ZEFT G42WHFはケースにH6 Flow Whiteを採用している。そして、ユニークなのがそのケースの白色に合わせて、内部のパーツも極力、白色のモデルで揃えている点だ。白色のほうが黒色に比べて、各パーツのLEDがキレイに反射し、イルミネーションがかなり映えるパソコンに仕上がっている。
CPUには第14世代Coreプロセッサーの「Core i7-14700KF」(以下、i7-14700KF)を採用。このi7-14700KFは、Pコアが8基、Eコアが12基の20コア/28スレッドタイプのCPUで、最大動作クロックは5.6GHzを誇り、ゲーミング用途では高いパフォーマンスが期待できる。
そして、そのi8-14700KFの冷却には、標準構成ではCoolerMaster製「240L CORE ARGB」が組み合わされるが、今回の試用機ではNZXTの「KRAKEN RGB 360 White」に変更されていた。このKRAKEN RGB 360 Whiteは、その名のとおり、ラジエーターやホースまでも白色にこだわったCPUクーラーだが、ラジエーターのサイズは360mmで、より高い冷却性能を有している。
また、CPUヘッドには1.54型のディスプレーが搭載され、設定アプリケーションの「NZXT Cam」を利用して、CPUやGPUの温度や動作クロック、それにユーザーが好みのGIFを表示することが可能だ。
組み合わされるビデオカードは、標準構成では「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」を搭載したものだが、試用機では「GeForce RTX 4070」を採用した「GALAX RTX4070 ホワイトモデル」となっている。お借りした時点ではRTX 4070 SUPERは発売前だったため、この点はご了承いただきたい。
マザーボードも、白色をイメージしたASRockのインテルB760チップセット搭載の「B760M Pro RS/D4」。有線LANは2.5GbEをサポートするほか、Wi-Fi 6E対応の無線LAN、それにBluetooth 5.3も備えており、ネットワーク周りはかなり充実した構成となっている。
また、マザーボードのモデル名からもわかるとおり、メモリーにはG.SkillのDDR4 SDRAMである「Trident Z」が使用されている。メモリー容量は標準構成では32GBだが、試用機では16GBモジュールの4枚構成で64GBに増強。
さらにストレージには、Western DeigitalのM.2 SSDである「WD Black SN850X」の1TBモデルを搭載。どちらも、ゲーミング用途において、容量や速度は十分満足のいくものといえよう。
上に下に後ろに斜めに、たくさんのファンで強力冷却
さて、ケースのH6 Flow Whiteだが、高さは435mmに抑えられている一方で、横幅が287mmと、一般的なミドルタワーケースと比べると若干占有スペースが広い。だが、フロントパネルの右側が斜面になっているのが特徴的で、それによりあまり幅広い印象を受けない。
また、H6 Flow Whiteは、標準ではその斜面に120mm角ファンを3基搭載するのみだが、ZEFT G42WHFでは、底面に140mm角ファンを2基、背面に120mm角ファンを1基増設。さらに、ラジエーターをトップパネルに配することで、計9基のファンを備えており、かなり強力なエアフローを実現。
冷却面でも、かなり豪華な仕様となっている。なお、前面には、ヘッドセット入出力端子のほか、USB 3.2 Gen.2(Type-C)を1つ、USB 3.2 Gen.1(Type-A)を2つ装備。かなり底面に近い配置となっているため、机上に置いたときのアクセス性は良好だ。
電源ユニットは、CORSAIRの定格出力850Wモデルの「RM850e ATX 3.0」を採用。トップパネル側の、マザボ―ドベースの裏側に配置されている点はユニーク。高さも抑えられ幅が広いため、全体の重心もかなりしっかりしている印象だ。
ZEFT G42WHFの価格は、標準構成で38万4780円、今回の構成で41万2300円と安価とはいえないまでも、ゲーミング向けモデルとして、構成に見合った額といえよう。とくに、ケースを始めほかのパーツまで白色にこだわりたい人や、ゲーミングパソコンの見映えを気に掛ける人にとって、このZEFT G42WHFはかなり魅力的ではないだろうか。