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シャープ、太陽光発電・蓄電池・EVを連携する「Eeeコネクト」提供開始

2024年02月15日 18時15分更新

文● ASCII

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EV用コンバーター「JH-WE2301」設置イメージ

 シャープは2月15日、EV(電気自動車)の充放電が可能なEV用コンバーター「JH-WE2301」を発売した。価格は165万円。

 JH-WE2301により、EVと住宅をつなげるV2Hシステムを構築し、蓄電池との連携や2023年11月にスタートした家電連携に加え、新たにEVもつながる「Eeeコネクト」システムの提供を開始する。

 EV用コンバーターは、EVとパワーコンディショナー間の相互通信・電圧調整・制御の機能を備え、EVの充放電に使用する。今回発売するJH-WE2301は、幅505×高さ347×奥行き194mm、重量23kgというコンパクトサイズで、業界最小・最軽量をうたう。設置場所は屋外・屋内兼用で、住宅の壁に設置できるので、スペースが限られる駐車場でも設置が可能だとする。

太陽光発電、蓄電池、EVの3つの電気を、自動で連携し制御が可能

 Eeeコネクトシステムでは、太陽光発電、蓄電池、EVの3連携制御により、従来の太陽光発電と蓄電池に加え、EVの充放電も一括制御できる。太陽光で発電したクリーンな電気は直流(DC)のままEVに充電するため、発電した電気を効率良く自家消費するほか、太陽光由来の電気をEV走行に最大限活用できるという。

 自宅が停電した場合には、停電していない地域でEVを充電し、帰宅後EVから自宅に放電しながら蓄電池にも充電することができるため、停電の備えとしても活用できる。

 また、エネルギー機器を自動で制御するクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」においても、EV連携機能を新たに搭載。台風などで気象警報が発令されると、蓄電池だけでなくEVにも充電することで停電に備えられる「気象警報連携」に対応する。

 本EV用コンバーターには、機器保証に加えて、コールセンターによる24時間365日対応、自然災害補償、偶発事故に対する損害補償などの有償サービスが用意される。夜間にトラブルが発生したときにも問い合わせが可能になるほか、落雷・台風・充放電コネクターの落下といった偶発事故で破損した場合なども補償対象となる。

 JH-WE2301の主な仕様は、車両側の定格充電電力が6.0kW、定格放電電力が6.0kW。パワーコンディショナー側の定格入出力電圧はDC 340V。

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