バッファローは、2024年2月7日、法人向けVPNルーター「VR-Uシリーズ」において、UTM(統合脅威管理)機能拡張ライセンスパック「VR-UTMシリーズ」を2月中旬より販売することを発表した。
同拡張ライセンスは、中小企業のUTM導入率が3割未満(バッファローの独自調査)という実態の中で、コストの高さやUTMへの理解、通信速度低下などが懸念となり、中小企業のUTM導入のハードルが高いという課題を受けて展開するもの。
VR-UTMシリーズにより、VR-Uシリーズで「Webフィルタリング&アプリケーション制御」、「Webレピュテーション」、「IDS/IPS(不正侵入検知/防御システム)」といったネットワークセキュリティ機能が利用でき、ネットワーク攻撃やウイルスなどの外部からの脅威、不正なWeb閲覧などによる内部情報の漏えいなどから情報資産を守ることができるという。
これらのUTM機能は、デジオンの組み込み型のセキュリティソリューション「DiXiM Security Business」を利用しているほか、脅威情報の参照元にはNICT(情報通信研究機構)のデータベースを含んでいる。また、UTM有効時にも通信性能が落ちにくい設計により、通常業務に支障をきたさず通信環境を維持すると述べている。
ライセンス期間は1年~5年から選択でき、ライセンス年数1年の場合の税込価格は2万1780円。最長7年までライセンスを延長できる。