NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2月6日、東京都新宿区において、西新宿エリアに勤務・在住者向けに、遠隔操作型の自動配送ロボットを活用した、フードデリバリーおよびラッピング広告のサービス検証を2月13日より開始することを発表した。
本検証は、NTT Comが西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアムにおける先端サービス実装分科会プロジェクトの一環として、実施するもの。
NTT Comは2023年10月に、自動走行ロボットの管制サービスである「RobiCo」をリリースするなど、ロボットの社会実装に向けた取り組みを加速している。本検証では、2022年に愛知県名古屋市の久屋大通で実施したフードデリバリーの実証実験を拡張し、RobiCoの活用による遠隔操作のみで配送ロボットを走行させる技術的検証、フードデリバリーサービスやラッピング広告の有効性検証などを実施する。
本検証では、2月13日~3月5日の期間、menuが提供するフードデリバリープラットフォームを利用して、本検証に参加する飲食店3店舗に注文されたフード・ドリンクを、東京都新宿区の西新宿エリアに設定した3ヵ所の受け渡しエリアまで、配送ロボットが運搬する。
また、人が歩く速度と同程度で走行する配送ロボットの側面および背面にSOMPO美術館のラッピングを施し、配送ロボットの広告媒体としての有効性を検証する。