アップルのARグラス「Vision Pro」でスマホの次がハッキリ見えた! 「WWDC23」特集 第35回
【自腹レポ】アップル「Vision Pro」をハワイで買った。その美点と価値はどこにあるのか(西田宗千佳)
2024年02月05日 08時00分更新
箱が大きい理由、付属品が多い理由
さて、パッケージを開けてみよう。Vision Proは「箱がでかい」と言われる。
実際箱は大きく重いのだが、これは「紙素材だけで、Vision Proをしっかり梱包する」ためのものだろう。紙梱包がかなり固く、頑丈に作られている。同梱物と梱包がかなり近い重さになっていて、実質的に倍くらい重く、大きい感じはする。
実機はそこまで簡単に壊れそうなものでもないが、表面がガラスなので気は使う。標準でカバーも付いてくるくらいだ。「出荷時の破損対策」という意味でも、しっかりとした箱を作ったのではないだろうか。
中には本体の他、追加のヘッドバンドとなる「Dual Loop Band」、バッテリーとケーブルにUSB Type-C(30W)の充電器が付いてくる。標準で使うSolo Knit BandとLight Sealは、顔のサイズにあったものが「ついた状態」で受け渡される。購入者にあったバンドとシールをバックヤードで本体にセットし、その上でパッケージしているようだ。
Vision Proは非常に精度の高い視線認識を特徴としている。そのため、視度調整や目とレンズの距離などをかなり厳密に管理する。さらに、できる限り快適な使い心地を目指すためにも、「顔や頭がどういう形状なのか」を知っておく必要がある。
というわけで、オンライン予約でも店舗での引き取りでも、Solo Knit BandやLight Sealのサイズはおすすめのものが選ばれる形になっているのだ。
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