介護記録システム「ケアカルテ」を中心とした業務負荷軽減を提案、「まかせてIT DXシリーズ」に追加
キヤノンS&S、介護/福祉事業者向けのワンストップソリューション発表
2023年12月25日 10時00分更新
キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は2023年12月25日、同社の「まかせてIT DXシリーズ」に、介護/福祉事業者向けの「介護ソリューション」を追加することを発表した。介護/福祉業界の慢性的な人材不足が深刻化する中、IT活用をワンストップで支援することにより、施設の業務効率化と施設利用者の満足度向上につながるサービス品質向上を図る。提供開始は2024年2月から。
キヤノンS&SのまかせてIT DXシリーズは、中小企業におけるIT活用をワンストップで支援することにより、企業競争力の強化を支援するパッケージサービス群をラインアップしている。これまで、ITの選定/導入/運用/保守や経営(営業戦略コンサルティング)、人材育成(教育)をサポートするサービスを展開してきた。今回の介護ソリューションは、同シリーズで初めての業種ソリューションとなる。
具体的には、ケアコネクトジャパンの介護記録システム「CARE KARTE(ケアカルテ)」や、CARE KARTEと連携する各種見守りセンサー、ナースコール、ネットワークカメラ、基幹システム、さらにネットワークインフラやセキュリティの選定/導入/運用/保守を、キヤノンS&Sがワンストップで支援するというもの。
CARE KARTEの導入によって、介護記録の現場での直接入力(スマートフォン/タブレット、音声入力)や自動記録(センサー、カメラなど)が可能となり、職員の業務負荷を軽減する。さらに、基幹システムとの連携によって、介護請求業務やシフト作成、勤怠管理といった業務も効率化する。加えて、これらのシステムおよびITインフラの問い合わせ窓口がキヤノンS&Sに一本化されるため、ITトラブル発生時の対応も省力化される。
キヤノンS&Sでは、顧客事業者に合わせたソリューション選定から支援を行うとしており、IT導入に対する補助金や助成金の活用についても、同社の補助金ヘルプデスクに相談できる。