障がいがあっても使いやすいディスプレーとは?
ePARA×JAPANNEXTの「ディスプレーの未来を考える座談会」に潜入してみた
提供: 株式会社JAPANNEXT
「ePARA」という企業を聞いたことがあるだろうか? オンライン・オフライン問わず障がい者のeスポーツ大会の企画・運営や、生放送による映像配信を行なうといった「バリアフリーeスポーツ事業」に参画している企業だ。
eスポーツが好きなゲーマーであれば、視覚情報を一切使用せずに音声だけで状況を判断して戦うeスポーツ大会「心眼CUP」を聞いたこともあるのではないだろうか。その心眼CUPを開催しているのも、先ほど挙げたePARAだ。
そんなePARAとディスプレーメーカーのJAPANNEXTがスポンサー契約を行ったという。そして、両社がともに「ディスプレーの未来を考える座談会」を開催するというので、話を伺った。
同社の社員およびバリアフリープロジェクトチーム「Fortia」に所属するメンバーを含めた8名の参加者は、いずれも何かしらの障がいを抱えながらも、eスポーツを始めとしたゲームをプレイするゲーマーだ。その8名が、障がい者ならではの視点で語るディスプレーに対する思いをお聞きできた。
JAPANNEXTとePARAのいきさつ
発端は同社のアンバサダープログラム
まずは、JAPANNEXTがePARAとスポンサー契約を結ぶいきさつだが、ePARAによると、きっかけは同社が岩手県八幡平市で開催したeスポーツイベント「HACHIMANTAI 8 FIGHTS」だったという。
同イベントは「ストリートファイター6」を中心とした格闘ゲームの大会であり、30~40台の液晶ディスプレーが必要になったが、さすがに全部を購入するわけにいかず、協力してくれるメーカーを探していたという。その際、JAPANNEXTの「アンバサダープログラム」が目に留まったとのこと。そこで連絡を取ってみたところ話が進み、スポンサー契約にまで至ったということだ。
JAPANNEXTのアンバサダープログラムは、YouTuberやブロガーといった人を対象に、自社の製品を使用してレビューしてもらうという施策だ。JAPANNEXTによると、同社の製品数が非常に多く、1製品ごとのレビューが希薄になるため、そういったものを補うことができればと考え始めたプログラムという。審査に合格したアンバサダーに機材貸し出しを行い、アンバサダープログラムに基づいてレビューを行ってもらっているそうだ。
そうしたいきさつがあり、ePARAとスポンサー契約を結んだJAPANNEXTは、「国際福祉機器展」や「川崎フロンターレ ファン感謝デー」で液晶ディスプレーを10台程度、松戸で行った「心眼PARTY」でモバイルディスプレーを、「クロスライン-ボクらは違いと旅をする- SEASON2」では55型の液晶ディスプレーをというように、ePARAが主催・協力するイベントで製品の貸出しなどを行っている。
ePARAによれば、「クロスライン-ボクらは違いと旅をする- SEASON2」では従来はプロジェクターで対応していたものの、発色や障害物の影が問題となっていたため、大型ディスプレーに変更できて非常に助かったということだ。
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