ゲーミング座椅子はマジ快適! AKRacing「Gyokuza Denim」を1週間使って見えた良さ
ゲーミングチェアの大手であるAKRacing。製品ラインナップにはいわゆるチェアタイプのものだけでなく、座椅子タイプのちょっと風変わりな製品もある。
今回、AKRacingのゲーミング座椅子、Denimシリーズの「Gyokuza Denim」を1週間ほどお借りすることができたので、実際に使用してみた感想を書き記したい。
座って作業する人向けのゲーミング座椅子
前述したようにGyokuza Denimは座椅子にカテゴライズされる製品となっており、座卓やローテーブルといった、低めのデスクを使用した環境との相性がバツグンだ。椅子に腰掛けるよりも座椅子のほうがしっくりくるという人はこちらを選ぶといいだろう。なお、本製品はデニム生地を使ったDenimシリーズだが、通常のゲーミングチェアと同じ素材の「極坐 V2 ゲーミング座椅子」というラインナップもあるので、チェックしてほしい。
座面に使用されている素材はデニム地。多くのゲーミングチェアでは合皮やメッシュを使うことが多いのだが、全面デニムというのはユニークで良い。公式サイトで確認したところ、岡山県産の高品質なデニムが使用されているそうなのだが、注意点としては色移りや色落ちが生じる場合があることだ。
筆者の自室にあるPCは一般的なPCデスクと同じ高さのものを使用しているためGyokuza Denimが利用できる高さではない。そこで、リビングルームにあるPCを使うときにちょうどいい塩梅のローテーブルがあったので、実際に設置してみた。
写真を見てもらえれば分かると思うが、本体サイズは座椅子として見るとかなり大きめで若干環境(特に部屋の広さ)を選ぶような印象がある。実際、横幅が68.5cmあり奥行きは50cmを超えるため、いざ置いてみるとデカさに驚かされる。うーん、まさに玉座!
実際に座ってみると最初に気付くのが座り心地の良さだ。AKRacingでは高密度なモールドウレタンフォームをクッションに採用しており、必要以上に体がチェアに沈み込まない適度な反発力があり、それに加えてデニムの堅牢な生地が組み合わさることで体をしっかりとホールドしてくれる。想像以上に快適でビビるよ、これ!
ゲーミングチェアに体を預けるときに大事なのがランバーサポート。これは着座時に腰椎を自然な曲がり方にするためのサポートクッションだ。
現在市場に出ているゲーミングチェアだと基本的に付属しているのだが、使用されているクッションが柔らかすぎると、体に押しつぶされてサポートの意味を持たないこともある。しかし、Gyokuza Denimに使用されているのは前述したクッションとデニム地が適度な硬さをもたらし、腰椎をS字型にしてくれる。
6時間ほど座ったが、長時間利用でのストレスはナシ
こういったチェアを利用する際に重要となるのが、本当に長時間利用していてもストレスを感じにくいか? という点。筆者はこの点も気になったので、Gyokuza Denimに座りつつ動画をみたりスマホをいじったりゲームをしたりと、6時間ほど連続で利用してみたのだが、特にコレといって気になる点はなかった。
あえて言及するならば、一般的な座椅子と異なり、回転するベース部分と床との段差が生じるため、足をベタ置きできないのが気になるという人もいるかもしれないという点だ。これに関しては筆者も最初は違和感を覚えていたのだが、座っているうちに気にならなくなった。
長時間の作業やゲームをしていると、気力と体力を奪われやすい。そんなときにオススメしたいのがリクライニング機能だ。これはクルマのシートやオフィスチェアにもよくある機能だが、Gyokuza Denimでは背もたれを180度まで倒すことが可能。
筆者は160度ほど倒した状態がもっともリラックスすることができ、さらにアイマッサージャーを併用したところグッスリモードに突入。これなら仮眠じゃなくてガチ寝にも余裕でできそうだ(寝返りはできないけど)。
【まとめ】快適性はお値段以上! デニム生地はお手入れに注意
以上がGyokuza Denimを使ったレビューだ。座り心地はかなり良く、ゲーミングチェアに必要な機能は取り揃えられている高級座椅子といった製品だ。価格はAmazon.co.jpで約8万円(ほかのモデルは約4万8000円)とゲーミングチェアとしては高級な部類となるのだが、正直、お値段以上のリターンは得られるんじゃないかと感じた次第だ。
注意点としては、本稿で紹介したデニムモデルの場合、色移り・色落ちの発生しづらい反応染料と言われる染料を使用しているが、色移り・色落ちしてしまう可能性がゼロではないことや、水気によるシミなどにも注意が必要だ。もしジュースなどをこぼしてしまった場合は素直にクリーニング業者に頼んだほうがいいだろう。デニム生地じゃなくていいなら、極坐 V2 ゲーミング座椅子をチョイスしてもいい。
ローテーブルかつスペースに余裕があり、上記注意点も納得できるというのであれば購入を検討するのは大いに"アリ"だと言える。というか、筆者もコレかなり欲しいです、マジで。
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