渡辺広明氏は、経済消費アナリストの調査活動としての一環で、現在も年に数回程度、コンビニの店頭に立ってレジ打ちをすることがあるそう。その経験から「たばこの値段が上がると、ほんの少しの金額でも、企業や売り手以上に、ユーザーは反応する」と指摘。「ユーザーによってもまちまちだと思うが、特に余剰資金が十分でない若者はシビアに反応すると見られ、『100円くらい上がるなら、紙巻きに戻そうかな』と考える人も出てくるのでは」とコメントした。
喫煙者は減少傾向だが、変わらず人気の嗜好品であるたばこ。その販売価格に大きく影響するたばこ税に変化が出ることは、従来のたばこと加熱式たばこのユーザーのバランスに影響を与え、その影響は様々な業種、業態に波及し得る。今後のたばこ増税の議論も注視していきたい。