アリババの研究グループは11月28日、1枚の写真と、動きを指定するガイドによってなめらかなアニメーションを作成できる手法「Animate Anyone」を発表した。
チラツキがほとんどないなめらかなアニメーション
Animate Anyoneは、「Stable Diffusion」をベースに、参照画像から詳細な特徴を抽出する「ReferenceNet」と呼ばれる新しいネットワークでキャラクターの見た目の一貫性を担保。さらに、キャラクターの動きを指示するために「Pose Guider」と呼ばれる仕組みを採用し、効率的にポーズ信号による制御を実現している。
サンプル動画を見ると、AI動画特有のチラツキがほとんどないことに驚かされる。
DreamposeやBDMMといった他のAI動画システムとの比較でも、一貫性と細かい外観の詳細の維持、制御可能性、ビデオ品質などの点で優れた性能を示すことを実証している。
今のところまだドキュメントファイルしか置かれていないが、GitHubにはレポジトリが作成されており、「Apache License, Version 2.0」で公開されるようなので、ダウンロードしてローカル環境で実行することも可能なようだ。