前へ 1 2 3 次へ

機材にこだわれば、映像の転送は17倍も高速に。Inter BEEサムスンブースレポ

文●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

新発売の「Portable SSD T5 EVO」も展示し、注目を集めていた

サムスンのストレージは、「Magician」を用いて管理できる

CODEXのリーダーとデジタルシネマカメラ「ALEXA 35」の専用メディア「CX.0001073」

 撮影した映像を転送する際に、どこでボトルネック(転送を遅くする要因)が発生して、それが、どのくらい作業効率に影響を与えるのかというコーナー。

 展示では、ARRIのデジタルシネマカメラ「ALEXA 35」で撮影した1866GBの映像(4608×3164ドット、ARRIRAWフォーマット、60p、22分27秒)を転送するというシミュレーションを通じて、ワークフローにボトルネックを発生させない重要性を解説。

Arecaのケース「ARC-8050T3U」

 ALEXA 35の専用メディア「CX.0001073」からノートPCに転送し、さらにその映像を外部のストレージに書き出すというシミュレーションの場合、ボトルネックになり得るのはノートPCへの転送時と、ノートPCから外部のストレージに書き出す際の2ヶ所。

 ノートPCからの書き出し先に読み書き速度105MB/s程度のHDDを用いた場合には5時間12分かかったのに対し、Arecaのケース「ARC-8050T3U」に990 PROをマウントした場合では、18分20秒で転送が済んだという。

ボトルネックの発生を防ぐことで、映像制作は快適になる

 その差はおよそ17倍。転送を待っている時間をクリエイティブな作業に充てられるようになれば、作業効率は飛躍的に高まる。セキュリティー性能、読み書きの速度ともに優れたSSDをワークフローに取り入れるだけでなく、その読み書きの速度を活かせる接続方法にも気を配ることで、従来は当たり前のものだった「待ち時間」をカットするという発想は、今後の映像制作では作業を効率的に進める上での前提条件になりそうだ。

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
2020年
01月
03月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
03月
04月
05月
07月
09月
10月
11月
12月
2018年
01月
04月
05月
06月
07月
09月
11月
12月
2017年
06月
08月
09月
10月
2016年
02月
06月
09月
10月
11月
12月
2015年
11月
2014年
07月
12月
2013年
07月
12月
2012年
10月