【コース外の様子】コースの中も外もTOYO TIRES祭
併催イベント「モーターファンフェスタ」側で行なわれた物販エリアに目を向けると、お台場限定のジップアップパーカーが登場。土曜日は販売できなかったので、さらに日曜日限定という感じでした。ちなみにLサイズは早々に完売していたようです。
単走と追走の合間に行なわれたトークショーは、藤野選手が単走チャンピオンを獲得した状況ということもあって、大盛り上がり! 恒例のジャンケン大会も大盛況。コースの中も外も「秋のTOYO TIRES祭」でした。
さらに久々のお台場開催ということで、TOYO TIRES応援VIPスタンドが設置。国内外の様々なVIPなお客様がドリフトバトルを楽しまれていました。
◆表彰式の後には別れの時が……
日曜に行なわれた年間表彰の後、チームのピットでは歓びの声に沸いていました。そして1年間レースクイーンとして華を添えられていた逢坂真希さん、白石美音さんとのお別れの時が。川畑選手、藤野選手から謝辞とともに花束が手渡されると、2人の目からは大粒の涙が。2人とも、ほぼ初めてのサーキットでのレースクイーン活動で、いきなりのチャンピオン。「アットホームで温かいチームで、とても幸せでした」(逢坂さん)と笑顔をみせました。
そして20年以上にわたり、Team TOYO TIRES Driftを支えたTOYO TIRESの菅野氏が勇退するとあって選手とスタッフで胴上げ。怖がりながらもうれしさをにじませた菅野氏は、胴上げ後に「また、どこかでお会いできればと思います」と照れながら語りました。
◆賞金300万円は「壊れたエンジン代になるのかな(笑)」
こうして、見事チャンピオンになったTeam TOYO TIRES Drift。選手に今大会と1年を振り返っていただきました。
川畑選手「お台場らしい、よい雰囲気を味わいました。乗り慣れていないわけではないのですが、土曜日はちょっとリズムが崩れた感じでした。今日は最低限のノルマを達成したという感じです。ベスト8の藤野選手との対戦は楽しかったけれど、勝ちきれなかったのが……。自分の中でも攻めきれなかったというのはありますね。
1年を振り返って、ちょっとムラのある1年だったなと思います。もうちょっと強くならないとな、というのはありますね」
藤野選手「昨日は行けると思っていなかったのですが、今年最後の節目で、周りの仲間からの勝たせようという気持ちがすごく強かったので、そこに自分が弱い気持ちでいったら成績も出ないので、強い気持ちで行きました。
日曜日の単走はめちゃくちゃ緊張していました。緊張して点数がまったく出なかったのですけれど、2本目は自分を信じていくしかないという状況で、できる限り攻めました。単走チャンピオン獲得できてうれしかったですね。2017年にシリーズチャンピオンを取ったのお台場で、今回また獲れたことがすごくうれしいです。
あと1年間色々とメカのトラブルだったりとかあったのですが、仲間が忙しい中、色々助けてもらったので、恩返しができたかなと思います。来年は2連覇を目指します。86もすごく良い状態になってきているので、さらにもう少し詰めていきたいです」
気になる優勝賞金300万円の使い道はというと「前戦のオートポリスでエンジンが壊れたので、そこでなくなってしまうかも(笑)」
こうして2023年シーズンを締めくくったTeam TOYO TIRES Drift。ですが来年の戦いは既に始まっています。来シーズンは5月10日(金)の奥伊吹モーターパーク(滋賀県)で開幕します。その前に1月の東京オートサロンでKick Off Driftを開催するほか、時期は未定ながらエキシビジョンマッチも開催予定とのこと。
チーム体制を一新するとともに、GR86投入して2年目。ついにチャンピオンを戴冠したTeam TOYO TIRES Drift。来年の活躍が今から楽しみです!
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