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長年の知見と最近のトレンドを踏襲、FRONTIER 30周年記念モデルはゲーム性能もデザイン性も高い

文●勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: インバースネット

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「FR30B760/C」

 インバースネットが展開するパソコンブランド「FRONTIER」は今年で30周年を迎える。30年前の1993年といえば、日本国内のパソコン市場は「PC-98シリーズ」がまだまだ全盛期。そんな中、パソコン/AT互換機(現在のWindowsパソコン)のオリジナルブランド「FRONTIER」はスタートした。

 当時としては珍しい、BTOパソコンの走りともいえる国内組み立てのオーダーメイド販売を基本とし、当時のパソコンマニアたちにはパソコン雑誌の通販広告に載る「フロンティア神代(こうじろ)」の名前で知られるようになっていったと記憶している。国内パソコン/AT互換機の黎明期から続く生き字引的なパソコンブランドといえるだろう。当時から一貫していた国内での組み立て・検査の体制は今も変わらず、山口県の工場から最新スペックの「FRONTIERパソコン」が出荷され続けているというわけだ。

オリジナルキャラクター「加須田まいこ」と、BTOパーツをデザインした30周年記念ロゴ。FRONTIERの直販サイトでは、さまざまな30周年記念の催しが行なわれている

 そんなFRONTIERから、30周年を記念した限定モデル「FR30シリーズ」が登場した。コンパクトなマイクロタワーケースは全面メッシュ仕立てのソリッドデザインで、設置性にもデザイン性にも優れたゲーミングパソコンだ。

 今回、FR30シリーズから「Core i7-13700F」「GeForce RTX 4060 Ti 8GB」を搭載する「FR30B760/C」をお借りする機会が得られた。フルHDでの快適なゲーミングをターゲットにした仕様と思われる。また、試用機はFR30B760/Cをベースに、メモリーを64GBに増設、SilverStone製の水冷クーラーを選択したモデルと、バリバリにカスタマイズパーツが入った状態で、LEDのライティングもビシッと決まっていた。こういった点も詳しくみていきたい。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-13700F(16コア/24スレッド、2.1GHz、ブースト時最大5.2GHz)
グラフィックス GeForce RTX 4060 Ti、GDDR6 8GB
メモリー 64GB(DDR4-3200 16GB×4)
ストレージ 1TB M.2 NVMe SSD
内蔵ドライブ
チップセット インテル B760 チップセット
通信規格 有線LAN(2.5GBASE-T)
インターフェース(前面) USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-C×1、ヘッドセット接続端子
インターフェース(背面) PS/2×1、USB 2.0 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×3、USB 3.2 Gen1 Type-C×1、2.5GBASE-T LAN、HD Audioコネクタ、HDMI×1、Displayport×3
電源 750W 80PLUS GOLD
サイズ およそ幅205×奥行415×高さ365mm
OS Windows 11 Home(64bit)
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