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日本グランプリの舞台裏で聞いた、F1アストンマーティンを支えるコグニザントの技術

2023年10月31日 15時00分更新

文● ASCII

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アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワンのピットで作業をするエンジニアたち

 2023年9月、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで「F1日本グランプリ 2023」が開催された。

 モータースポーツの中でも特にコアなファンが多く、シーズンになると、まるで祭典のような盛り上がりを見せるF1。近年は、デジタル技術が、その発展に大きく寄与し、欠かせない存在になっていることは、アスキー読者ならよく知っているだろう。

 本誌では、開催直前に「アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン」のチームを取材した。そこで得た情報を、チーム代表のマイク・クラック氏、チーフタイヤパフォーマンスエンジニアの松崎淳氏のコメントを中心に紹介したい。

隠された、日本グランプリの舞台裏へ

 これもまたよく知られていることだが、F1の世界は、秘匿情報が非常に多い。というか、ほとんどが秘匿情報であると言ってもいい。各チームそれぞれの独自の技術によって、また、わずかな整備の具合、選手のパフォーマンスによって、コンマより小さい時間を争うスポーツだし、関係者が情報を口外することは、これからの勝敗に影響し得る。

 そんな中に立ち入らせてもらって、表に出せる情報/表に出せない情報の合間を縫うようにして、なんとか、お話していただける内容を拾いつつ、本誌の解釈を交えながらまとめたというのが、本稿の趣旨である。

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