どこでも働ける軽さとWANの対応
コロナ禍のときには、外出することなく事務所で作業していたため、モバイル性というのはそれほど必要ではなかったが、それも明けて以前のように取材する機会が戻ってきた今、モバイル性が高いこと、さらに十分な画面サイズで生産性を落とさなくて済むノートパソコンの重要性を改めて感じている。
筆者はクルマで移動する機会が多いが、それでもやはり軽いマシンのほうが持ち運ぶときに楽だ。とは言え、軽くするためにバッテリー容量を減らしたり、性能を犠牲にするという考えはあまり好きではない。できるだけ長時間駆動し、処理能力の長けたマシンであるほうが圧倒的に作業効率はいい。
さらに、ワイヤレスWANが搭載できるのもポイント。最近はWi-Fiが利用できる場所も多いが、非常に込み合っているケースが多く、使い物にならないと作業が滞ってしまう。今の時代、どんな作業をするにもクラウドサービスにお世話になっているため、ネットワークは必須だ。ワイヤレスWANがあれば、場所を選ばずにネットへつなげられるため、作業を滞りなく進められる。
実際新幹線で大阪へ向かったときも、車内のWi-Fiだと遅すぎて話にならず、WAN経由で作業をしていた。VAIO SX14だと4Gだけでなく5Gも選べるため、都心のような5Gが整備された場所なら、より高速でアクセスできるはず。仕事で使うならワイヤレスWANは必須と言える。
長時間駆動による安心感
長時間駆動であることの安心感はモバイルする上で重要だ。スペック上だと、フルHD液晶の場合、約26~28時間(JEITA測定法 2.0)、動画連続再生で約15~16.5時間となっている。実際にはネットを使ったりWeb会議したりと、用途によって違ってくるが、VAIO SX14でアプリを実行したときの駆動時間を測る「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したとき、14時間以上を記録している。
これだけもてば、モバイル先で作業していても、電源のお世話になることもなく帰宅できるため、ACアダプターを持ち運ばずにすむ。それだけでも荷物を減らせるので非常にありがたい。
コロナ禍から始まったWeb会議は、明けても変わらず行われているが、都度バッテリー残量を気にすることなく利用できる。通常利用よりはバッテリーの減りは大きいものの、2~3時間は余裕でこなせる。
万が一、バッテリー残量が少なくなっても、USB給電による充電が可能なため、取材の合間にスマホを充電するスポットなどを利用して乗り切ることもたやすい。ワット数の高い急速充電器であれば、30分から1時間あれば十分に回復する。
また、ビジネスホテルにはスマホ用としてUSB充電器があるケースが多いが、寝る時に充電しておけば朝には回復している。ACアダプターを忘れたときに、それで乗り切ったこともあったので、USB充電できる仕様というのは大きな武器だ。
Pプロセッサー搭載で性能に妥協はない
バッテリー消費を考えると、省電力であるUプロセッサーを採用したいところだが、VAIO SX14では性能面を考慮して、あえてPプロセッサーであるCore i7-1360Pを採用。それでいて、長時間駆動を実現させているからエライ。
さらに、CPUの性能を最大限引き出すVAIO TruePerformanceも適用。このあたり妥協することなくより高性能を追求する姿勢が、長年続くVAIO魂と言える。GPUは搭載しないものの、CPU内蔵GPUの性能がアップしたので、ちょっとした写真や動画の編集もこなせる。
筆者も取材時に撮影は必須で、それを急いで現像するということもよくある。VAIO SX14なら、それらの一連作業も無理なくこなして、記事作成できるので非常に助かっている。また、ストレージが高速なので、デジタル一眼で撮影したデータを吸い出すということもよくやっている。なので512GB以上の余裕を持ったストレージ容量を搭載しておくことをオススメしたい。
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