はてなは10月25日、ブログサービス「はてなブログ」の新機能「AIタイトルアシスト(β版)」を、クローズドベータで提供開始した。同日より、はてなブログの一部ユーザーが順次利用可能になる。
対象ユーザーが、はてなブログの記事編集画面に本文(300字以上)を入力したうえで本機能を実行すると、生成AIが自動作成した複数のタイトル候補の提案内容を確認できる。確認できるタイトルは読者との接点別に考慮された「記事タイトル」「検索エンジン向けタイトル」「ソーシャルメディア向けタイトル」の3種で、各3パターンずつ提案される。
機能開発においては、OpenAIが提供する対話型AI「ChatGPT」の言語モデルである「gpt-3.5-turbo-0613」を採用し、新機能である「Function Calling」を活用している。
SEO専門家の辻正浩氏のアドバイスのもと蓄積されたSEOノウハウと、100を超えるオウンドメディアへのCMS提供および戦略から記事制作まで一貫したコンテンツマーケティング支援の取り組みで獲得した傾向など、サービス開発とマーケティング支援で得た同社ならではの価値を活かし、精度の高いタイトル提案を実現するための技術的な調整を加えているという。
本機能のクローズドベータ提供の対象ユーザーは、オウンドメディアCMS「はてなブログMedia」のすべてのユーザー(法人)と、9月にはてなブログで記事を投稿した全ユーザーから単純無作為抽出されたユーザー(個人・法人を含む)となる。対象外のユーザーであっても、利用希望ユーザー向けフォームより申し込むことで、順次機能を利用できるようになる。今後は、全ユーザーを対象としたオープンベータ提供も予定している。