日本を含むアジア太平洋地域でハイパースケールデータセンターを運営するAirTrunk(エアトランク)は、2023年10月17日、大阪に新たなデータセンター「AirTrunk OSK1(OSK1)」の構築を発表した。OSK1は、同社にとって首都圏以外で初となる日本3番目のデータセンターとなる。
OSK1は、20メガワット(MW)以上の規模に拡張可能。大阪西部に位置することで東京圏東部と東京圏西部にある既存データセンターを補完し、新たな主要アベイラビリティゾーンでの地域の多様性を提供する。これによりAirTrunkは、国内の3つのデータセンターで、合計430メガワット以上の容量を確保することになる。
OSK1は敷地内の専用の77kV変電所から給電され、信頼性と効率性両方の向上を実現。また、2030年までにネットゼロを達成するというAirTrunkのコミットメントに沿い、PUEは業界最低の1.15の電力使用効率で設計され、再生可能エネルギーによる調達オプションを提供するという。
AirTrunkの日本代表である松下典弘氏は、「わずか2年足らずの間に、私達は2つのハイパースケールデータセンターを開設し、本日、日本で3つ目の開発を発表しました。東京だけでなく、大阪にもうひとつの主要データセンターハブへとプラットフォームを拡大することで、拡張性と持続可能性を兼ね備えたデジタルインフラを提供し続けます」と述べている。