10月6日、トヨタは新型クラウン(スポーツ)のハイブリッド車を11月頃に発売する発表した。価格は590万円。あわせてプラグインハイブリッド車を12月に発売する。
さらにセダンを11月頃、エステートを2023年度内の発売を計画していることを明らかにした。
今度のクラウンはスポーツSUV
顧客の価値観や多様性に合わせて「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」と4つのモデルを用意する16代目クラウン。クロスオーバーはすでに発売しているが、今回残り3モデルの発表をもって、クラウンブランドの第二章の幕が開く。
先鞭をつけるスポーツは、新しい形のSUVとしてデザインとなる。ボディーサイズは全長4720×全幅1880×全高1565mm。ホイールベースはクロスオーバーから80mm減少し2770mmへ、トレッドは20mm程度拡幅されている。クロスオーバーから進化させたハンマーヘッドフェイスは、ヘッドライトのレンズ幅を薄くしてシャープな印象を演出。サイドラインも大きく張り出したリアフェンダーが21インチホイールの存在感を際立たせている
内装は基本的にクロスオーバーを踏襲するものの、素材や色合いを変更。もっとも異なるのは後席と荷室で、後席背もたれを倒せばフラットな空間が出現する。そして室内音を反射させて乗員動詞の会話をしやすくする調音天井をトヨタとして初めて採用した。
パワーユニットは2.5L直4エンジンと前後のモーター
パラレルハイブリッドモデルのパワートレインは、最高出力186馬力の2.5リットル直4エンジン側にフロントモーター119馬力、リアモーター54.4馬力のモーターを組み合わせたもの。プラグインハイブリッドモデルの詳細は明らかにされていないが、新開発バッテリーにより日常のほとんどがまかなえると謳う。
スポーツの名の通り独自のセッティングが施された足回りは、フロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンク。さらに後輪操舵システムにより、意のままのコーナーリングが得られるという。
会場では発売予定のクラウン(セダン)とクラウン(エステート)も展示されていた。残念ながら詳細は明かされていないが、どうやらセダンのみFRで、水素燃料のFCVモデルを用意するとのことだ。