Nothingは9月26日(現地時間)、同社のサブブランド「CMF」からスマートウォッチ、イヤホン、充電器を各1機種ずつ発表した。同日現在、日本での発売は発表されていないが、同社は今後販売エリアを拡大するとしている。
低価格スマートウォッチ「Watch Pro」
「Watch Pro」は四角いアルミ合金フレームのボディに交換式のバンドを採用したオーソドックスなスタイルのスマートウォッチだ。
ディスプレイは1.96型AMOLEDを採用。ケースサイズは横幅 約40mmで「Apple Watch SE(第2世代/44mmモデル 横幅38mm)」に近いサイズ感といえる。ピーク輝度は600ニト。Apple Watch SE(第2世代)では1000ニトとなっており大きく水をあけられているが、後述する価格帯を踏まえると仕方のない部分もあるだろう。
ヘルスケア関連では、フィットネス活動を助ける110のスポーツモードに加え、心拍数、血中酸素飽和度、睡眠とストレスのデータを24時間モニタリング可能。2023年9月現在、有名メーカーのスマートウォッチが対応しているモニタリング項目はほぼカバーしている。
外出時の記録を助ける衛星測位機能としてGPSも内蔵。ランニングからハイキングまで幅広いアクティビティで、正確な位置情報を基に、移動の軌跡、移動距離といったデータをより簡単に記録できるという。IP68の防塵耐水性も確保されており、アウトドアや水に濡れる環境での利用も問題ない。
バッテリー容量は340mAhで、同社によると最大13日間稼働できる容量となっている。
カラーはメタリックグレーとダークグレーの2色で、価格は69ドル(約1万300円)だ。
ANC搭載イヤホン「Buds Pro」
「Buds Pro」は45dBのハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を備えたフルワイヤレスイヤホンだ。
最大5000Hzの広い周波数範囲に対応し、より広範囲のバックグラウンド ノイズを除去できるほか、高度なアルゴリズムと本体の開口部を活用し、風切り音の影響を最小限に抑えている。
本製品では低音の強化にも力を入れており、弾力性を高めた液晶ポリマー (LCP)とポリウレタン (PU)製の振動板を採用。リアルタイムで低音を検出して強化する「Ultra Bass テクノロジー」と組み合わせ、より正確で強力な低音を実現した。
イヤホン側のバッテリーはANCオフの場合で最大11時間の再生に対応。急速充電を利用すれば、10分の充電で最大5時間の再生も可能だ。ケース側のバッテリーを含めた最大再生時間は39時間となっている。
音声コーデックはSBCとAACに対応。価格は49ドル(約7300円)だ。
多くの高速充電プロトコルに対応した充電器「Power 65W GaN」
「Power 65W GaN」は窒化ガリウム材料(GaN)を使用したUSB充電器。USB-A端子×1、USB-C端子×2を搭載し、シングルポート時の出力はUSB-A端子が最大36W、USB-C端子が最大65Wとなっている。
PD3.0、QC(4.0+/3.0/2.0)、SCP、FCP、PPS、AFC、Apple 2.4A、Samsung 9V2A、DCPといった複数の充電規格に対応しており、幅広いデバイスで急速充電が可能。例えば同社の「Nothing Phone (2)」と組み合わた場合、25分間で最大50%の容量まで充電できるという。
本体カラーはダークグレーの単色展開。価格は39ドル(約5800円)だ。