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IFAにはもうiPhone 15ケースあり! 折りたたみにFairphoneとIFA会場で見つけたスマホ新製品

2023年09月11日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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IFA

 ベルリンで開催されたIFA2023ではスマートフォンの新製品がいくつか発表されたほか、メジャーメーカー以外からも最新モデルの展示が多くみられた。それらの中から気になった製品を紹介しよう。

◆発売前なのにiPhone 15用ケースが多数出展

 ケースメーカーからはiPhone 15に対応したケースが数多く展示されていた。IFA2023開催時点(9月1日-5日)ではiPhone 15に関する情報はまだ噂レベルに留まっているが、ケースメーカーはiPhone登場と同時に売り込みをかけようと展示をしているようだ。

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iPhone 15と書かれたケース

 ケースの側面を見ると従来のモデルにあったミュートボタンに変わる大きさのボタンにアクセスできるような穴がある。カスタマイズ可能なアクションボタンが搭載されると言われており、ケースを見る限りたしかにそのように対応しているようだ。また底面部分もLightning端子より広い穴が開いており、USB-C端子に対応しているようだ。

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新たに変わると言われるコネクターにも対応

◆自分で分解修理可能なFairphone 5

 バックパネルが取り外し可能で電池交換も容易、ディスプレーや基板なども自分で交換修理できるスマートフォンを展開しているFairphoneの最新モデル「Fairphone 5」がIFA2023に合わせて発表された。

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Fairphone 5

 チップセットはIoTデバイス向けのクアルコムQCM6490を採用、ディスプレーは6.43型で、カメラは5000万画素の広角と超広角を搭載する。バッテリーは交換式で4200mAh。OSアップデートは5年間、ソフトウェアのアップデートは8年間が保証されている。

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ネジ不要ではずせるバックパネルを採用

 ブースでは実際の交換作業のデモも行なわれた。基板などを止めるネジも市販規格のもので、プラスの時計ドライバーがあれば簡単に分解できる。8GB+256GBモデルが699ユーロ(約11万円)とやや高いが、1台のスマートフォンを長く使い続けたいユーザーを考えた製品になっている。

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時計ドライバーを使って簡単に分解可能

◆世界5位メーカーTecnoの光るスマホ「Pova 5 Pro」

 アフリカやインドを中心に展開しているTrannsionグループ3社、Tecno、Itel、Infinixのスマートフォン出荷台数は今や世界5位。サムスン、アップル、シャオミ、OPPOに次ぐ巨大メーカーとして着々と製品を増やしている。Tecnoが8月に発売した「Pova 5 Pro 5G」はインド向けのボリュームゾーンを狙ったミドルレンジ5G機だ。

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Tecno Pova 5 Pro 5G

 主なスペックは6.67型ディスプレーにチップセットはMediaTekのDimensity 6080 5Gを搭載、カメラは5000万画素+深度測定という割り切り設計でバッテリーは5000mAh。メタルボディー感を高める背面デザインで、カメラ周りに配置されたストライプ状の部分がLEDライトで複数色・複数点滅パターンで光る。価格は1万4999ルピー、約2万7000円。

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背面のラインがLEDで光る

 なお、世界初のゲーミングミニPCを謳う「MegaMini Gaming G1」の展示もされていた。CPUはインテルバージョンが13世代i9、GPUはRTX4060でメモリー16GB(最大32G)、ストレージはPCIE4.0 M2 512GBまたは1TB。透明ボディー内部のLEDライトにより点滅エフェクトも楽しめる。本体サイズは約249×132×132mm。価格や発売時期は未定だ。

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水冷システム内蔵のMegaMini Gaming G1

◆未発表の縦折りスマホ「Ulefone V Fold」モックアップ

 タフネススマートフォンを展開するUlefoneブースには縦折式スマートフォンのモックアップが展示されていた。同社の他の製品とはテイストの異なるファッション性を高めた製品だ。

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Ulefoneの縦折りスマートフォンのモックアップ

 現時点ではスペックは不明だが、ヒンジ部分には「AI Spuer Camera 108MP 1.19/25mm」と表記があるため、メインカメラの画質は1億800万画素を搭載するようだ。ヒンジ部分はすき間なく閉じることのできるデザインで、他社の縦折りスマートフォンと比べてもサイズはほとんど変わらない。

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隙間なしのヒンジ。カメラは1億800万画素

 発売時期は来年になりそうだとのこと。価格は大手メーカーより低くなることが予想される。製品名も未定だが「V Flip」という名前もアイディアに上がっているようだ。

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発売が楽しみな縦折りモデルだ

◆AIWAブランドのヨーロッパ向け4Gタブレット「TAB-1100」

 日本でもAIWAブランドのタブレットやスマートフォンが販売されているが、AIWAヨーロッパも独自モデルを展開している。TAB-1100は10.1型タブレットで、メモリー4GB、ストレージ64GBを搭載している。4Gに対応しSIMカードスロットはデュアル仕上げ、nano SIMカード2枚またはnano SIMカード+マイクロSDカードという組み合わせが可能だ。発売は2024年の予定で、その他のスペックは現時点では公開されていない。

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AIWAのタブレットがヨーロッパでも発売に

 すでに同じディスプレーサイズのWi-Fiモデル「TAB-1103」が発売中で、基本スペックは同等と思われる。TAB-1103のカメラは1300万画素、バッテリーは7000mAhを搭載し、透明TPUカバーが付属する。価格は259.99ユーロ(約4万1000円)。4GモデルのTAB-1100はそれよりも高くなると予想される。

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TPUケースも付属する

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