1ユーザーあたり5TBの容量割り当てへ
Dropbox Advancedプラン、容量課金制のストレージポリシーに移行
Dropboxは8月25日、Dropbox Advancedプランが、容量課金制のストレージポリシーに移行することを発表した。
同日より、Dropbox Advancedプランのユーザーには、1アクティブライセンスごとに5TBの容量が割り当てられる。Advancedプランは最小3ユーザーのため、チームで最小15TBの共有ストレージからスタートするかたちとなる。チームの最大容量は1000TBまで拡張可能。
同プランはこれまで企業向けに「必要なだけのスペース（実質容量無制限）」の共有ストレージを提供してきたが、昨今、ビジネスや組織を運営するためではなく個人用途で大量のストレージを消費したり、暗号通貨や仮想通貨のChiaマイニングなどの目的でストレージを乱用したりするケースが増加していたという。
Dropboxではストレージの乱用行動は禁止してるが、「許容可能」なユースケースと「許容できない」ユースケースをその都度明示していくのは持続可能ではなく、ポリシーの執行が困難となる可能性があるため、今回、容量課金モデルに移行した。
発表の中でDropboxは、「私たちのAdvancedのポリシーは、正当なビジネスや組織を運営するための必要なだけのストレージを提供することであり、あらゆるユースケースに対して無制限のストレージを提供するものではありません」とコメントしている。
なお、1ユーザーあたり5TBという大きな容量が提供されるため、現段階でほとんどのユーザーに追加のアクションは不要。これまでのストレージを最大5年間、追加料金なしで保持できると述べている。
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