このページの本文へ

Astell & KernとVision Earsがコラボした「AURA」発表、実売約70万円、世界限定650台の高級イヤホン

2023年08月25日 11時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
Astell&KernとVisionEarsのAURA

 アユートは、Astell & Kern×Vision Earsのコラボイヤフォン「AURA」(アウラ)を、9月2日に発売する。世界650台限定生産。価格は69万9980円。

Astell&KernとVisionEarsのAURA

対向配置のDDなど、合計11基のドライバーを搭載

 直径8mmで、アルミニウムとマグネシウムの合金を使用した2基のダイナミック型ドライバーを対向配置(アイソバリック構成)し、パワフルな出力と精密なサウンドを実現。音導管間の長さによって生じる位相の問題にも取り組み、歪みも低減した。低域を担当する。また、厳選した4基の中低域用BA型ドライバー、4基の中高域用BA型ドライバー、高域から超高域を担当するBA型ドライバーも搭載。合計11基のドライバーを組み合わせている。

Astell&KernとVisionEarsのAURA

 精密なクロスオーバーも特徴。ツイーターからソース(アンプ)への過度な負荷を回避する特殊な回路を備えた5ウェイのクロスオーバーを用いており、歪みの低減、高域のワイドレンジ化などが可能となった。内部配線は最高級の銀メッキ銅合金を使用している。

 ドライバーを格納するチャンバーには、レスポンスと音楽性のバランスを得るために計算された最適な内部容積を確保している。

 オープン構造で、上部にエレガントに輝く真空メタルメッシュを採用。これは特殊なアルミニウム製アコースティックメッシュで、ダイナミックドライバーからの空気を循環させて強力な共振力をコントロール。内部のコンポーネントを外部の影響から保護しているという。

特徴あるデザイン、品位あるダークブロンズ色

 フェイスプレートとシェルは、スイス製の6061-T6アルミニウムで作られており、軽量で頑丈、耐腐食性に優れている。アルミニウムの強度を高めるためにT6熱処理を施し、軽く頑丈なだけでなく、美しい仕上げも特徴。すべてのパーツの製造工程は、最高品質のCNC切削加工技術で削り出している。

 フェイスプレートにあしらったマイクログルーブデザインも、切削加工用の表面処理で実現している。原材料の木目に沿って溝を掘り、独特なデザインに仕上げた後、治具に移し、レーザー彫刻を施す工程を踏む。一般的なレーザー加工ではなく、原材料の一部を削る特殊なレーザー加工となっており、刻印に深みを持たせながら0.5mmの深さの文字を彫刻できる。部品は酸化を防ぐためにオイル処理をして梱包。陽極酸化処理で特注のダークブロンズ色に仕上げられている。

Astell&KernとVisionEarsのAURA

 付属ケーブルは、Effect Audio製のカスタムメイドケーブルで、この製品のために設計したもの。UP-OCC純銅リッツ線を2本、純銀リッツ線と純銅リッツ線を組み合わせたハイブリッド線を2本用いた合計4つのワイヤーで構成している。イヤホン側の端子はIEM 2pinで、プラグはロジウムメッキを施した真鍮製のストレートタイプ。プレーヤー側の端子はバランス駆動用の4.4mmと一般的な3.5mmとなっている。

AZLAイヤーピースやレザーアクセサリーなど付属品も充実

 イヤーピースはAZLA製の「SE1500」を6サイズ同梱。バンドル専用となっており、100%医療用シリコンを採用することで、高い遮音性を維持しつつ耳道に優しくフィットするという。ホーン型の内部構造で音をストレートに届け、サウンドステージを向上させるという。

Astell&KernとVisionEarsのAURA
Astell&KernとVisionEarsのAURA

 ほかにもレザー製のキャリングケース、イヤホン本体保護用ポケット、ケーブルクリップなどを同梱。皮革は最高品質の子牛皮で、熟練した職人の手でなめされ、独特の色と光沢を放つ。

Astell&KernとVisionEarsのAURA

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン