このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

最先端 “エモ”ガジェット徹底レビュー 第9回

USBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー

電流電圧チェッカーなのに感触が気持ちイイ〜んす【実機レビュー】

2023年08月24日 18時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●こーのス

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
サンコーUSBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー

サンコー「USBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー」5480円

 「トグルスイッチ」って知っていますか? 操作レバーを「カチリ」と動かすことによって、電気回路のオン(導通)、オフ(非導通)を切り替えるスイッチです。名称は知らなくても、映画、ドラマ、アニメなどで見かけたことがあるでしょう。

 筆者はこのトグルスイッチが大好き。オン、オフを瞬時に見分けられる機能面のメリットだけでなく、カチリという感触がたまらないのです。「5億年ボタン」が「5億年トグルスイッチ」だとしても、100回カチャカチャすること必至。来月発表されるであろう「iPhone 15(仮)」にトグルスイッチを採用してほしいと心底思います。

 というわけでトグルスイッチが付いたガジェットを偏愛する筆者が、ちょっと偏ったサンコー「USBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー」を編集部からお借りしてレビューをお届けします。

USB周辺機器をトグルスイッチでオンオフ、消費電力も確認可能

 「USBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー」はトグルスイッチが4つ付いた機械。給電・データ通信用のUSB Type-Cを2基、ダウンストリーム(USB対応周辺機器を接続する側の端子)のUSB 2.0 Type-Aを6基搭載しています。USB 2.0 Type-Aはデータ通信に対応しており、最大5Aの電流を供給できます。

 スイッチ1はUSB 1、スイッチ2はUSB 2、スイッチ3はUSB 3/4、スイッチ4はUSB 5/6のオンオフが可能。つまりUSB Type-C経由でPCやUSB ACアダプターと接続しておけば、スイッチを切り替えることでUSB対応周辺機器をオン、オフできるわけです。

 また、本体前面には実測1.1インチ前後のディスプレーが装備されており、総消費電力(総ボルト数、総アンペア数)と、ポート別の消費電力を表示可能です。

 本体サイズは120×70×40mm、重量は約230g。ボディーはアルミニウム製。約900mmのUSB Type-Cケーブル2本と、ゴム足シール(3M製)が付属します。ブラックボディーに金色の印刷やネジがあしらわれており、昭和レトロの高級オーディオの趣き。なんともエモい佇まいです。

 スペックで気になる点としてはダウンストリームがUSB 2.0(最大480Mbps)であること。多少価格が高くなったとしてもUSB 3.0(最大5Gbps)を採用してほしかったところですが、エモく、レトロなデザインですべて許せます。

サンコーUSBトグルスイッチングハブ電流電圧チェッカー

サンコーさんの製品は、基本的に簡素なパッケージを採用。お手頃価格の実現に寄与していると思われます

パッケージには本体、約900mmのUSB Type-Cケーブル2本、ゴム足シール(3M製)、説明書が同梱

本体前面には、トグルスイッチ1~4、電源ランプ、ディスプレーを配置

本体背面には、USB 2.0 Type-A×6、USB Type-C(給電・通信用)×1、USB Type-C(給電用)×1、モードスイッチを装備

奥行きは70mm、高さは40mm。ディスプレーの下に無理なく設置できるコンパクトボディーです

本体底面にはシリアルナンバーが記載。ゴム足シールは4隅に貼ります

USB Type-Cケーブル2本とゴム足シール。ちなみにUSB Type-Cケーブルは実測で約980mm。カタログスペックより約80mm長いですね

説明書はもちろん日本語。文字が小さくてツライ……という方は、製品公式サイトからダウンロードしましょう

実測重量は219.8g。USBハブとしてはちょっと重めですね

 (次ページ:実際に使ってみよう! 速度は? 温度は?)

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン