サイバートラストは9月1日より、小規模のシステム向けに 1台から導入できる「CentOS 延長サポート LITE」を提供する。
本サービスでは、修正パッケージと日本語によるテクニカルサポート(技術問合せ)をあわせて提供し、CentOS Linux(CentOS) で稼働する小規模システムの運用継続を支援する。
CentOS 6および CentOS 8についてはすでに、最低限必要とされるセキュリティー対策用のパッケージのリリースを想定したメンテナンス更新が終了しており、CentOS 7については 2024年6月30日に終了する。メンテナンス更新終了以降は、重大な脆弱性が発見されてもコミュニティーから修正パッケージが提供されず、外部からの攻撃に対して無防備な状態となるため、後継OSへの移行が必要になるという。
本サービスの導入により、メンテナンス更新終了後に発見された重大なバグや脆弱性に対して必要な修正パッケージを適用できる。修正パッケージは専用のリポジトリからyumやdnfなどの従来通りの運用コマンドで入手・適用でき、CentOSを安心して継続利用できる。
同社は今後も、日本国内でLinuxディストリビューションとエンタープライズレベルのサポートを20年以上継続して提供している実績と、メンテナンス終了後のCentOS向け延長サポートの提供実績を活かして、CentOSを利用するすべての企業ユーザーを支援していくという。
また今回の提供開始にあたり、CentOS 7のメンテナンス更新終了への先行対策支援として、12月31日までにCentOS 7延長サポート LITEを 4年分先行購入した人を対象に、1年分の費用を無料で提供するキャンペーンを実施する。
サービス提供期間
CentOS 6 延長サポート LITE
修正パッケージ提供:9月1日~ 2024年12月31日
テクニカルサポート(1インシデント):9月1日~2024年12月31日
CentOS 7 延長サポート LITE
修正パッケージ提供:2024年7月1日~2027年1月31日
テクニカルサポート(1インシデント):2023年9月1日~2027年1月31日
※「テクニカルサポート」は、コミュニティのメンテナンス終了前より提供可能
CentOS 8 延長サポート LITE
修正パッケージ提供:2023年9月1日~2026年1月31日
テクニカルサポート(1インシデント):2023年9月1日~2026年1月31日
価格:13万2000円(1台)/年