8月1日(現地時間)、グーグルが同社の「Googleアシスタント」をChatGPTや自社のBardと同様の生成AI技術を利用した強力なものにリニューアルする予定であることを、米メディアAXIOSがスクープした。
社内メールのリークで発覚
報道は、7月31日にグーグル社員向けに発送された社内メールのリークによるもので、そのメールによると、グーグルはモバイル版のアシスタントを皮切りにリニューアル作業を開始し、その一環として担当チームを再編成。少数のレイオフが行なわれるという。
競合となるアマゾンの「アレクサ」も秋には生成AIを組み込んだ新製品を発表するのではないかとの報道もある。
一方、アップルの「Siri」に関してはまだ動きが見えない。マイクロソフトは2020年8月に「Cortana(コルタナ)」の提供を終了している
とはいえ、間違いやバイアスのかかった言動の生成を完全に抑制できていないなど、LLMの問題はまだ多い。アシスタントに採用されるとしても当面は限定的な機能になるのではないだろうか。