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山本 敦の「新選! オーディオレポート」 第3回

新常識 360度スマホシアター! ソニーのワイヤレススピーカー「HT-AX7」

2023年07月28日 18時30分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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HT-AX7

ソニーのポータブルシアターシステム「HT-AX7」

 今週の新選オーディオプロダクトは、ソニーが7月に発売した“ポータブルシアターシステム”の「HT-AX7」です。スマホやタブレットに接続して360度サラウンド再生が気軽に楽しめるワイヤレススピーカーです。

スマホでシアターを快適に楽しむため割り切った潔い仕様

 ホームシアターといえば、大画面テレビやプロジェクターを設置したリビングルームに家族が揃って楽しむ、エンターテインメントというイメージが強くあると思います。でも今どきは長編映画にアニメ、人気の海外ドラマシリーズなども、スマホやタブレットをメインに「ひとりで楽しむ」という人も増えているようです。

 ソニーの新製品HT-AX7があれば、動画配信サービスとも相性の良いスマホやタブレットをスクリーンとして活用しながら、パーソナルなシアターシステムで映画館のスケールに負けないサウンドを足すことができます。

メインのフロントスピーカー。2基のフルレンジスピーカーとパッシブラジエーターを搭載しています

 スマホやタブレットと相性の良いオーディオ機器といえば、真っ先にイヤホン・ヘッドホンが思い浮かびます。ソニーはHT-AX7を、強力な“ライバル”であるイヤホン・ヘッドホンに負けないほど魅力的な製品にするため、使い勝手をとことんシンプルにしています。

 音声信号の入力方法はBluetoothによるワイヤレス接続の一択。USBメモリに保存した楽曲ファイルの再生や、「Wi-Fiに接続して、本機単体でSpotifyなど音楽配信やインターネットラジオが聴ける」なんて使用方法もあえて省略しています。潔いと思います。

本体から着脱できるリアスピーカー。浅型の振動板を搭載するユニットを上向きに配置して、音の広がりを重視した設計としています

 充電式のバッテリーを内蔵して、使用中は電源ケーブルの接続を不要としました。本体はメインのフロントスピーカーと上部に2基のリアスピーカーを搭載する「3in1スタイル」ですが、フロントスピーカーは横幅約30cm、リアスピーカーは直径約12cm。リアスピーカー装着時の全本体の質量は約2kgと、据え置き型のコンポーネントとしては小型で軽いので、宅内で持ち運びながら使えます。

リアスピーカーの内蔵バッテリーは本体から充電。約30時間の連続再生に対応しています

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