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スマホで投票所に入場、北海道上富良野町がマイナンバーカード活用の実証実験

2023年07月24日 18時00分更新

文● ASCII

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 xIDは7月24日、マイナンバーカードに特化した同社のデジタルIDソリューション「xIDアプリ」と自治体向け郵送DXサービス「SmartPOST」を活用した町議会議員選挙の入場券郵送デジタル化の取り組みを、8月に北海道上富良野町で実施することを発表した。なお、マイナンバーカードで認証を受けた住民のスマホへ個別に通知を送る本取り組みは、北海道初の事例としている。

 xIDアプリは、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを活用してオンライン上で本人確認ができるアプリ。SmartPOSTは、マイナンバーカードを保有する住民のスマホにダウンロードされたxIDアプリへ自治体からのデジタル通知を届けられるサービス。

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上富良野町公式サイトのお知らせページより

 上富良野町では、町民のマイナンバーカード申請率が9割を超え、交付率も8割程度と全国の平均値を上回るという。普及の先にあるマイナンバーカードの有効利用、住民の利便性向上、行政運営にかかる経費削減のため、今回xIDとSmartPOSTを導入し、7月より住民向け実証実験として、上富良野町議会選挙の期日前投票入場券をデジタル化した「スマホで入場券」の通知を予定している。

 スマホで入場券とは、各種選挙の際に通常ハガキタイプで郵送している投票所入場券を、自治体からSmartPOSTを通して住民のxIDアプリへ個人別に通知するもので、8月の上富良野町議会議員選挙での実施を予定している。本取り組みは、上富良野町が住民向け実証実験として実施するもの。

 上富良野町は6月から本取り組みについて町民へ説明や告知をしており、7月下旬にSmartPOSTを活用して、対象となる町民のスマホにダウンロードされたxIDアプリへスマホで入場券を個別に送付する予定だ。

 土地が広大な北海道では、住民が直接役所に訪れることが難しいという課題があるという。今回、同社はxIDとSmartPOSTを活用することで、居住エリアの格差を無くし、誰もが使いやすい公共・行政サービスの実現を目指すとしている。

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